概要
ご挨拶
予測困難な時代、知識の力で切り拓け
情報技術が発展し、我々は様々な知識や情報を容易に入手できるようになりました。一方で、現代社会は多様化・複雑化しており、その不確実性は高まる一方です。このような、先行きを見通すことが難しい時代に生きる我々は、これから何を学んでいけばよいのでしょうか。
これまで、「情報」は工学・数理科学的な観点から捉えられることも多かったと思いますが、情報技術が社会に深く浸透した今、「情報」は様々な社会的・人間的要素と深く結びついており、「社会」や「人間」から切り離して考えることはもはや不可能です。先行きの不透明なこの現代においては、文理の枠にとらわれず、あらゆる情報・知識を分野横断的に活用できる力、広い視野で問題解決を図ることのできる能力が求められています。
このような時代を見据えて、知識情報・図書館学類では、かねてから文理融合型の教育研究を推進して参りました。本学類には知識科学、知識情報システム、情報資源経営の3つの主専攻があり、それぞれ人間、情報技術、社会を主な観点として知識や情報について学び、広い視野と問題解決能力を養います。大きく揺れ動く予測困難な社会において、我々は知識、情報、人をつないで新たな知を創出し、次代を切り拓いていく必要があります。知識情報・図書館学類は、このような社会で活躍することのできる知識情報のエキスパートを育成することを目指しています。意欲ある皆様のご参画を心から歓迎いたします。
知識情報・図書館学類長
鈴木 伸崇