教員紹介
知識科学主専攻
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後藤 嘉宏(教授)
研究テーマ:メディア社会学、社会思想史、マス・コミュニケーション論
私自身は、大学院ではマスコミ論を学び、現在は、映画理論を組み込んだ美学者で国立国会図書館初代副館長である中井正一(1900-52)を、思想史的に研究している。研究室では、社会思想史だけでなく、メディア論、社会学に係わる独創的なテーマを持っている学生を受け入れている。ブログを巡る研究、電車の中吊り広告に関する研究、児童書出版に関する研究、コスプレーヤーについての研究等、学生のテーマは多岐に亘る。
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上保 秀夫(教授)平成30年度 BEST FACULTY MEMBER(研究)
研究テーマ:人間情報インタラクション、ユーザ研究実験法、情報検索システム
人々の情報行動のうち、特に探索と検索に関して、人間の認知的・情緒的側面の理解を土台にして、知識情報資源にアクセスする新しい手法の提案・開発・評価を行っています。また情報行動に影響を及ぼす様々な要素をコンテキストという枠組みで研究しています。近年は協調作業による情報探索・検索の理解・支援にも興味があります。
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歳森 敦(教授)令和元年度 BEST FACULTY MEMBER(社会貢献・学内運営)
研究テーマ:選択行動モデル、選好意識の解明、地域施設計画
現代に生きる我々は、人から聞く、テレビで見る、新聞で読む、ネットで調べる等、いくつもの方法で情報を得、知識を獲得しますが、このような情報源の選択や情報の評価の際の人間の行動と意識を数量的なモデルで分析します。また、数量として表現できるというモデルの特性を活かして、どのように情報を提供することが社会にとって望ましいかという政策判断につなげる、政策モデルへの応用をめざします。
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真榮城 哲也(教授)
研究テーマ:生命現象の解明、さまざまなモノの関係性、専門知識の利用
専門知識の利用や特徴の解析を扱う、生物学や医学では、よく解っていない現象が沢山あるが、それらの問題を解明するためにコンピュータと知識をうまく使う方法、複雑な現象を解りやすく表現する方法、そして聞き手に合わせた説明の方法、等について研究する。また、知識を含めこの世界の事柄を色々な要素が関係しているネットワークとして捉えることができるが、これらの関係性や全体の特徴を科学的に調べる。
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芳鐘 冬樹(教授)
http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~fuyuki/index.html
研究テーマ:研究者の生産性、研究協力ネットワーク、計量書誌学
どのような研究協力ネットワークを築けば、その後、論文の生産性を高められるか、あるいはさらにネットワークを広げられるか、といった傾向が分かれば、研究者個人がパートナを選択する際の参考にもなりますし、学術政策への示唆も得られます。そのような方面への応用を目指しながら、研究協力ネットワークが研究者の論文生産に及ぼす影響について研究しています。
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于 海涛(准教授)
研究テーマ:知能情報学、インタラクティブ情報検索
情報オーバーロードとビッグデータの時代に直面して、新技術は我々の生活の需要を満たすために情報アクセスにとって不可欠である。インタラクティブ情報検索の技術はユーザとの交互を可能にし、適応検索結果を提供する。本質的には、コンテキスト駆動型情報検索と見なすことができる。コンテキスト情報は以前に提出されたクエリ、インタラクティブな動作等を含む。ファイングレインの問題は、ユーザの意図識別、行動の理解、適応的なアイテムのランキングを含む。
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辻 慶太(准教授)
https://slis.sakura.ne.jp/
研究テーマ:図書推薦、レファレンスサービス、図書館情報学教育
大学生の中には、大学図書館において館内のパソコンで情報を得るだけで満足し、館内の図書は利用しないという人が増えています。図書を利用することでより深い学習ができるよう、閲覧しているWebページからその学生のニーズを把握し、関連する蔵書を推薦するシステムの構築を行っています。またそれとは全く別に、日本におけるレファレンスサービスの実態調査や、図書館情報学教育のあり方についても研究しています。
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照山 絢子(准教授)主専攻主任
研究テーマ:文化人類学、医療人類学
学習障害や高機能自閉症などを含む発達障害は、「コミュニケーションの障害」ともいわれます。しかし、コミュニケーションに障害がある、とは具体的にどのような状態を指すのでしょうか。また、それは私たちが所属している社会や文化における通念や習慣とどのように関わっているのでしょうか。インタビューなどの質的調査に基づいて研究をおこなっています。
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松原 正樹(准教授)
https://www.slis.tsukuba.ac.jp/~masaki/
研究テーマ:認知科学、感性工学、身体知と芸術表現
音楽、美術、舞踊、演劇、茶道、弓道など芸術や芸道におけるスキルや感性は如何にして磨かれるのでしょうか。また、AIとのやりとりを通じてそれらの学びをサポートできるでしょうか。芸術分野における身体知,および身体能力を洗練するための芸術表現に取り組んでいます。特に、人間の身体性に基づく認知的側面に着目し、新たな視点の獲得や自身の在り方への気づきを促進する認知的インタラクションデザインの研究をしています。
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叶 少瑜(准教授)
研究テーマ:個人特性と社会的ネットワーク、対人コミュニケーションにおけるメディア使用の影響
現在、LINEやFacebook等が広範囲に使用されています。これらは「1対多」のソーシャルメディアとして使用されると同時に、「1対1」のコミュニケーションが行えることが最大の特徴だといえます。このようなメディアの使用が、音声通話や従来の電子メールに比べて、ユーザの対人関係の広がりなどの社会的ネットワークの構築、および対人関係の深さといかに関係するのかについて研究を行っています。また、個人特性によってその関係はいかに異なるのかについても検討を進めています。
メールアドレス:shaoyu@slis 経歴・論文などはこちら
横山 幹子(准教授)
研究テーマ:知識、言語、意味
分析哲学的アプローチにより、「知識とは何か」、「知識はどういうときに正しいと言われるのか」、「知識は客観的なものでありうるのか」、「われわれはど のようなときに知識を共有していると考えるのか」、「蓄積された知識についてどう考えるか」等の問題を考察します。それに関連して、「言語を理解するとはどういうことか」、「言葉の意味とは何か」、「言葉の意味を理解するとはどういうことか」といった問題等についても考察します。
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松林 麻実子(講師)
研究テーマ:情報行動、メディア分析、コミュニケーション
人々が日常生活において普通に行っているメディア利用(本や雑誌、新聞を読んだり、インターネットを使ったりすること)は、どのようなメカニズムで行われているのかということ、さらに、そのメディア利用はメディアの形式に何らかの影響を受けるのかということ(インターネット中心の生活とアナログな生活ではどのような違いが生まれるか、など)について考えることを行っています。
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寺地 美奈子(助教)
研究テーマ:映像メディア、メディア技術史、メディア社会学、映像文化論
テレビが真新しい映像メディアとして登場した1950年代における地方のテレビ受容の様相を、フィールドワークの手法によって明らかにしてきました。現代では、テレビに続く映像メディアとして、スマートフォン、タブレット、大型スクリーン、プロジェクションなどがあります。これからのメディアや情報獲得のあり方を探求するため、コンテンツや視聴を支える技術、法制度などを多角的に検討しています。
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知識情報システム主専攻
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宇陀 則彦(教授)
http://niccoli.slis.tsukuba.ac.jp
研究テーマ:知識共有現象の解明、情報資源の多層化マネジメント、スマートライブラリ
知識情報・図書館学類の目的は「知識共有現象の解明」と捉えている。知識の伝達と共有はどういうプロセスなのか、図書館、アーカイブズ、博物館に保存された記録と知識はどのような関係にあるのかなど、当たり前のようでいて、わからないことがたくさんある。本研究室では、記録と知識の関係を情報資源マネジメントととらえ、スマートライブラリという新しいカタチの図書館構築を目指す。
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鈴木 伸崇(教授)学類長
http://nslab.slis.tsukuba.ac.jp/~nsuzuki/
研究テーマ:XML, 構造化文書,アルゴリズム
XMLやHTMLなどの構造化文書はWebにおける事実上の標準フォーマットとして急速に普及が進んでいる。一方、このようなデータのスキーマ言語(DTD、W3CXML Schema等)や検索言語(XPath等)に関して、基本的かつ重要であるにもかかわらず実用的な時間内に解が得られない複雑な問題が少なくない。このような問題を効率よく解くための手法、例えば、実用的な時間内に解くことのできる部分クラスを求めること等について考察する。
メールアドレス:nsuzuki@slis 経歴・論文などはこちら
加藤誠(准教授)令和4年度 BEST FACULTY MEMBER(研究)
研究テーマ:データ検索、Webデータマイニング、検索行動分析
Web上の不正確・不確かな情報に惑わされないようにするために、数量データに基づく知識への容易なアクセスを可能とし、人々のデータに基づく意思決定を促すことを目標としている。特にWeb上で公開される統計データを対象とした、データの収集・組織化・検索・理解・要約・推論・提示・探索行動理解を主な研究課題とし、主に機械学習に基づくアプローチを行なっている。
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阪口 哲男(准教授)
http://www.sakalab.org/
研究テーマ:迷惑メール対策技術、次世代のインターネット利用技術、情報の蓄積と共有を推進するシステム
インターネットで情報の発信や入手の手段・機会は増えている一方、まだまだ活用しきれていないのが現状ではないか? 電子メールでのコミュニケーションでは重要なメールと迷惑メールとのふるい分けがもはや必須と言える。また、次世代WWWとしてのWeb2.0はもちろん、インターネットはもっと幅広い利用が可能であり、インターネットを活用した本当の意味での情報の蓄積と共有を、人類が気軽に行えるような技術の開発を目指す。
メールアドレス:saka@slis 経歴・論文などはこちら
関 洋平(准教授)主専攻主任
http://cu.slis.tsukuba.ac.jp/
研究テーマ:情報アクセス、自然言語処理、コミュニケーション支援
ニュース、Webなどのテキスト群に含まれる情報へのアクセス技術、特に意見分析、要約、多言語処理に力を入れています。最近は、集合知を利用した協調アノテーション技術や、メディアまたは文書ジャンルを横断した情報アクセス技術、およびその評価などの研究に取り組んでいます。
メールアドレス:yohei@slis 経歴・論文などはこちら
高久 雅生(准教授)
http://www.slis.tsukuba.ac.jp/takaku-lab/
研究テーマ:情報検索、情報行動、電子図書館
Webや計算機を活用して知的情報検索を行うこと、知識情報を活用した情報統合全般に関心がある。デジタルドキュメントの作成、流通、管理、提供の過程における効果的なドキュメント管理手法の研究や、利用者がどのようにドキュメントを探索し活用するかを実証的に明らかにする研究に取り組んでいる。
メールアドレス:masao@slis 経歴・論文などはこちら
山本 修平(准教授)
研究テーマ:行動モデリング、マルチモーダルデータ分析、機械学習
人々の意思決定や行動支援を実現するために、機械学習を活用したデータ分析やモデル化技術に関する研究を行っています。機械学習と他領域の知識との融合によるデータマイニング技術の開発や、人の行動を観測することで得られるマルチモーダルデータの分析などに興味があります。
メールアドレス:syamamoto@slis 経歴・論文などはこちら
時井 真紀(講師)
研究テーマ:計算物理、計算機シミュレーション
文字、数値、画像、音声など様々なデータ(情報)を記録する”記録媒体”として、また機器の部品など、様々な場面で「磁性材料」が利用されています。この磁性材料の性質を知るために、電子の振る舞いを理論計算から求めるという研究を行っています。
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伊藤 寛祥(助教)
http://www.kde.cs.tsukuba.ac.jp/~hiro.3188/
研究テーマ:機械学習,ソーシャルネットワーク分析,ヒューマンコンピューテーション
Web 上の大量の文書や SNS におけるソーシャルネットワークといったビッグデータに対する機械学習モデルに関する研究に取り組んでいます。データがもつ本質的な構造やメカニズムを数理的なモデルで浮き彫りにすることで、膨大な情報を人間に理解できる程度にまで要約したり、データの未来の振る舞いを予測できるようになります。特に人と人とが SNS でつながるメカニズムのモデル化、人と機械による協調的なモデル学習に興味があります。
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大澤 文人(助教)
研究テーマ:教育におけるマルチメディアの活用、教育におけるコンピュータの活用
高校における教科「情報」が導入されて時間が経過したがこの導入により従来の教育現場におけるコンピュータ、マルチメディアの活用がかわりつつある。時代に即したこれらの活用方法を探っていくことが本研究室の主要な研究テーマである。
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KIM SUNKYOUNG(助教)
研究テーマ:ヒューマンコンピュータインタラクション,学習,認知科学
テクノロジーを介した個別学習支援に関する研究を行っています。研究の目的は、コンピュータや、ロボット、ウェアラブルデバイス、バーチャルリアリティなどを用いた学習環境において、知覚や感情が学習に与える影響を理解することです。主に、心理物理学的・精神生理学的な手法を用いています。
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松村 敦(助教)
http://niccoli.slis.tsukuba.ac.jp
研究テーマ:Web情報システム、情報探索インタフェース、絵本の推薦
情報の爆発的な増大にともない、大量の情報から有用な知識を獲得する技術がますます重要となっています。本研究室は、Web、文献、マニュアルなど様々な情報から知識を発掘し整理する手法の研究と、問題の回答が欲しいのか、関連情報で勉強したいのか等、人がどんな状況で何を必要としているかの分析という両側面からこの問題に取り組みます。そして、人が知りたいこと(人に内在する要求)と世の中が知っていること(社会に遍在する知識)の両者を結ぶ知識情報検索システムの実現を目指しています。
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情報資源経営主専攻
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白井 哲哉(教授)平成25年度 BEST FACULTY MEMBER(社会貢献・学内運営)
研究テーマ:アーカイブズ学、図書館地域資料、災害アーカイブ
16~19世紀日本の地方史と、その基本資料である地誌編さんの歴史について研究しています。また、歴史資料の機能・解釈・調査・整理・保存・活用の歴史と方法について研究しています。現在は、地域の記録や記憶を将来にわたり保存し、活用するための理論と実践上の課題について、アーカイブズ学や博物館学に学びつつ、総合的に考察しようと考えています。
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鈴木 佳苗(教授)
研究テーマ:児童青少年の読書、メディア使用の影響、メディア教育
今日、メディアは児童青少年の生活に浸透しており、その影響を理解し、有効に利用していくことが課題となっている。このような状況をふまえて、児童青少年に対する読書、テレビ、テレビゲーム、インターネット利用の対人的・心理的影響、学力への影響を研究している。最近の研究テーマとしては、学校・地域での読書活動の実践とその影響、日常的なメディア利用とその影響、メディアを利用した体験学習の実践とその効果などがある。
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呑海 沙織(教授)平成29年度 BEST FACULTY MEMBER(社会貢献・学内運営)
http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~donkai/
研究テーマ:図書館文化史、メディア史、知識情報基盤
図書館の「これから」を考えるための図書館文化史を主たる研究テーマとする。図書館の未来を考えるには、現在の図書館を取り巻く環境や図書館の現状認識だけではなく、図書館に関する歴史的な認識が不可欠である。歴史的時間軸の中で、図書館が文化的・社会的に、どのように進展してきたのか、また、図書館が取り扱う対象でもある情報メディアが、どのように発展してきたのかについて、知識情報基盤の形成という視点から分析する。
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吉田 右子(教授)
研究テーマ:公共図書館論,北ヨーロッパ公共図書館サービス,アメリカ公共図書館史
北ヨーロッパの公共図書館を主たる研究対象として、地域社会における公共図書館の存在意義について研究してきました。またアメリカ公共図書館の歴史的展開についても研究課題としています。図書館を多様な観点からとらえるために、文化的多様性、自律的学習、読書共同体など関係する諸課題を視野に入れながら、公共図書館の可能性について検討しています。
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池内 淳(准教授)主専攻主任
研究テーマ:公共図書館政策、図書館評価、ウェブの計量分析
税金を使って設置・運営されている公共図書館が、世の中にどれだけあることが望ましいのかについて様々な観点から研究をしています。また、図書館を評価するための方法について考えたり、ウェブの量・構造・内容などの変化について調査しています。
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小泉 公乃(准教授)令和2年度 BEST FACULTY MEMBER(研究)
研究テーマ:図書館の経営戦略,パブリックガバナンスと公共図書館,図書館のコレクション構築・評価
知識・情報資源や技術・メディアをどのようにマネジメントし市民に対して提供するのか、またそれらを通し現代社会の様々な課題をどのように解決していくのかについて、(1) 国(政策・制度)、(2)コミュニティあるいは組織・機関(経営、戦略、組織、マーケティング)、(3)個人(情報行動等)の3つのレベルを切り口に、マネジメントあるいはガバナンスという観点から研究を進めていきたいと考えています。また、知識・情報資源の中核となる図書館のコレクション構築・評価にも関心があります。
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BARYSHEV EDUARD(准教授)
研究テーマ:国際関係史、比較社会史、アーカイブズ学
世界各国のアーカイブ資料を頼りにして、近現代の国際関係史、ユーラシア史や東アジア史の空白を実証的に埋めるとともに、アーカイブズ学という観点から各国の公文書館とその所蔵コレクションのことを広範に検討しています。情報時代の国際社会において、アーカイブ資料および歴史そのものに対する人々の認識が如何に変容しつつあるかを比較社会文化的に考察していきたいと思います。
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村井 麻衣子(准教授)
研究テーマ:知的財産法、著作権法
著作権法を中心に、特許法、商標法、不正競争防止法などの知的財産法について、法学的なアプローチから研究を行います。知的財産法は、本来自由にできるはずの情報の利用を法的に禁止することから、情報の保護と利用のバランスをいかにとっていくかということが重要とされます。裁判例の研究や、条文の解釈などを通じて、こういったバランスをとるためにはどのように法律が適用されるべきか、望ましい制度はどのようにあるべきかということについて検討を行います。
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大庭 一郎(講師)平成21年度 BEST FACULTY MEMBER(教育)
研究テーマ:情報サービス(レファレンスサービス)、公共図書館論、図書館職員
図書館(主に、公共図書館、学校図書館、大学図書館)を対象として、図書館の情報サービスのあり方や、図書館の情報サービスを担う人材のあり方について研究しています。卒業研究では、学生の問題意識や関心領域を出発点としながら、(1)図書館における各種のサービス、(2)図書館における情報サービス、(3)学校教育と生涯学習における各種の読書活動、(4)図書館職員の養成(教育・研修)、等の領域の研究が進められています。
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小野 永貴(助教)
研究テーマ:学校図書館,学習情報資源,情報教育,図書館情報学
主たる研究領域は、中等教育における学習基盤としての学校図書館の役割、および生徒が学習時に用いる情報資源の利用行動である。主な研究手法として、学習成果物や発話記録等のデータ分析を行いつつ、これらの結果に基づいた学習支援システムの研究開発にも携わる。特に近年では、高等学校と大学図書館の高大連携に着目し、一貫した情報リテラシー教育の在り方について広く検討している。
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髙良 幸哉(助教)
研究テーマ:情報法、情報保護、刑法
研究領域は情報保護やサイバー犯罪対策を中心とした情報法および情報刑法です。情報通信技術の進歩に伴い、情報の利活用の多様化と情報保護の必要性の高まりや犯罪のグローバル化など、種々の問題が生じています。これらの社会問題に対し法理論からの解決策を提案するとともに、新技術の社会実装を下支えするための法理論を構築することを目的として研究を行っています。
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武田 将季(助教)
研究テーマ:超高齢社会サービス、ユニバーサルサービス、情報リテラシー
ユニバーサルな情報環境の構築を目指し、情報源の構造性や情報の提示、そして、それらが情報源の選択や行為者に対して与える影響を研究しています。特に、行為者の認知や心理、行動を定量的に分析、モデル化することで評価しています。現在は、超高齢社会における高齢者サービスに関心があり、高齢者の認知、行動特性への理解に基づいた情報行動の分析を軸に、公共図書館等に対する潜在的なニーズの把握、高齢者サービスの実践、評価に関連する研究に取り組んでいます。
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西川 開(助教)
研究テーマ:知識コモンズ、情報政策、学術情報流通、科学計量学
知識資源の生産・管理に関する制度の有り様に関心がある。特に現在は、デジタル化された学術情報や文化遺産を扱う事例に焦点を当てて、実証的な研究を行っている。
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原 淳之(助教)
研究テーマ:ヨーロッパの図書館、図書館文化史、図書館の国際比較
研究テーマは近現代ヨーロッパ(英、独)の図書館。19世紀のイギリスは産業革命を経て社会の大きな変化を経験した。出版が盛んになり、本を読む人が増えた。この時期に公立図書館は誕生する。その過程を調べる。現代については日本とドイツの図書館を比較する。連邦制度を採用するドイツでは図書館の政策やサービスのあり方に日本とは違いがある。さらに比較するためには、明治以降の日本における図書館の歴史の探究も大切である。
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村田 光司(助教)
研究テーマ:アーカイブズ学,記憶情報の伝達と管理,西洋前近代史
歴史学や古文書学の方法論を基礎として、古代や中世のヨーロッパ・西アジアにおける文書アーカイブズがどのように形作られ、伝来したのかを研究しています。また過去の記憶や情報が取捨選択される過程と、当時の社会におけるその意義を、より幅広い史料に基づいて検討するとともに、現代に伝わる過去の記憶情報をより良い形で後世に提示するための方法と実践についても考察しています。
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