入試情報
日本留学を目指す皆さまへ
2025年度(2024年度実施)入試より、私費外国人留学生入試は外国学校経験者特別入試に変わります。知識情報・図書館学類は、外国人留学生を含め、海外で一定期間の教育を受けた方々を積極的に受け入れます。
外国学校経験者特別入試について
外国学校経験者特別入試の概要は以下の通りです。詳細は募集要項をご参照ください。
1. 私費外国人留学生入試との違い
これまでの私費外国人留学生入試との大きな違いは以下の5つです。
- 日本留学試験の成績は不要になります
- 受験時期が2月から11月に変更となります。私費外国人留学生入試より3ヶ月ほど早くなりますのでご注意ください。
- 英語資格・検定試験のスコアについて、TOEFL以外にTOEICや英検等でも可となります
- 募集人員を若干名から5名に拡大します
- 下記の通り、対象となる受験者を拡大します
上記5について、外国学校経験者特別入試には以下の2種類があります。これまでの私費外国人留学生入試は第1種に該当します。なお、第1種、第2種とも出願者の国籍は問いません。募集人員は、第1種と第2種合わせて5名です。
- 第1種(私費外国人留学生等長期就学者):日本の小学校・中学校・高等学校にあたる期間のうち,外国の学校教育課程に基づく教育機関に通算8年以上就学した者など
- 第2種(帰国生徒等短期就学者):日本の小学校・中学校・高等学校に通算4年以上在学し,外国において,日本の中学校最終学年と高等学校にあたる期間のうち,外国の学校教育課程に基づく教育機関に継続して2年以上就学した者など
2. 出願まで
9月下旬から10月上旬にかけて、出願登録および出願受付を行います。まず、インターネット出願登録ページで出願登録をした後、必要書類を郵送してください。出願の際には、英語資格・検定試験(TOEFL等)のスコアなどが必要です。日本留学生試験の成績の提出は不要です。
3. 試験当日
11月下旬に試験があります。試験科目は、小論文および面接・口述試験です。
- 小論文の試験時間は90分です。日本語で論述し、論理的思考力、理解力および日本語能力を評価します。英語の文章に基づく設問を含みます。私費外国人留学生入試の過去問が大学入試情報サイの過去問題に掲載されていますのでご参考ください(ただし、問題文は著作権の関係でボカシ処理されています)
- 面接・口述試験は、15分程度(予定)の個別面接を行います。知識情報・図書館学類の教育内容との適合性、学習意欲、積極性、日本語によるコミュニケーション能力などを総合的に評価します。
入学後の支援
本学類の留学生相談では、修学・生活上の問題をはじめ、留学生の様々な問題に関する相談を受け付けています。また、筑波大学にはチューター制度があり、在学生が外国人留学生の生活面(学内や市役所等での諸手続き、買い物、授業等)をサポートします。日本語学習支援として、CEGLOCによる留学生向けの日本語講座が設けられており、図書館情報学図書館では日本語初学者向けの図書を取り揃えています。他にも様々な支援制度を設けています。
在学生の声
ウ ショウゲツ(YU XIAOYUE)さん
知識や情報のことを学んでいると聞くと、理系学生のイメージが思い浮かぶかもしれません。しかし、知識情報・図書館学類は、文系学生の私にとっても非常にふさわしい学類だと思います。
「なぜ文系学生が情報系の専門分野に入れるの?」と思われる方が多いかもしれませんが、知識情報・図書館学類は理系と文系に細分化されない、文理融合でゼネラリストを育てる学類です。一年次には理系の科目-情報数学、微分積分、線形代数、プログラミングなどの授業が開設されていると同時に、知識情報概論、図書館概論などの文系分野に近い科目も開設されています。そして二年次以後、哲学等の文系分野と統計等の理系分野の授業も受講できます。理系の授業を受ける際、理系学生と異なり、高校まで学んだことのないその科目の基礎知識がよく出てきますが、時間をかけ学習すれば、授業についていけると思います。しかも周りの理系の友人が親切にわからないことを教えてくれるので、文系学生であっても理系授業の受講を心配しなくてもいいと思います。
最後に、留学生として伝えたいことは、筑波大学ではチューター制度が導入されていることです。入学したばかりの頃から同学類の先輩が留学生のチューターとして、勉強や生活のことなどを親切に尋ねてくれ、助けてくれます。今後の大学生活に良い基礎を築くことができています。
ロ ゲツドウ(LYU YUETONG)さん
こんにちは、LYU YUETONG(ロ ゲツドウ)と申します。中国の遼寧省瀋陽市出身です。筑波大学は世界的に非常に有名である上に、自分も情報学にとても興味がありましたので、知識情報・図書館学類に進学しました。知識情報・図書館学類のカリキュラムは非常に豊富で、私を最も引きつけたのは文理融合という特徴です。1 年次のときに、総合科目や外国語、体育などの基礎科目に加えて、知識情報概論や文章を読んで議論してまとめるスキルと発表するスキルを鍛えることができるアカデミックスキルズなどの特徴ある必修科目があります。また、理系的な科目では情報数学やプログラミングといった科目があります。このような文理を同時に習得できる学びを通し、横断的に把握できることで、広い視野が養われ、ものごとを多角的にとらえられるようになります。2021年度以来、COVID-19の影響で、授業はオンライン授業が中心になりました。オンライン授業ですが、授業の質は心配する必要はありません。先生方は丁寧な授業ビデオとスライドを提供してくださり、メールやmanaba(教育支援システム)で質問に対応してくださいます。
また、知識情報・図書館学類には留学生対象のチューター制度があります。普段の生活や勉強に関する問題を、遠慮なくチューターに相談できます。留学生相談室もあって、異文化への適応や友人関係など様々な問題にサポートしてくれるので、日本での留学生活にすぐ慣れることができます。筑波大学の知識情報・図書館学類に入学して良かったと思います。
本学類についてさらに詳しく
- 知識情報・図書館学類の留学生向けプロモーションビデオはこちらです。本学類の特色をわかりやすく説明していますので、ぜひご覧ください。
- 本学類への受験をお考えの方、および進路指導の先生を対象としたオンライン説明会を実施しています。2024年度は6月21日と8月26日に実施予定です。