知識情報・図書館学類について 学類概要・
学類長メッセージ

筑波大学

ご挨拶

予測困難な時代、知識の力で切り拓け

情報技術が発展し、我々は様々な知識や情報を容易に入手できるようになりました。一方で、現代社会は多様化・複雑化しており、その不確実性は高まる一方です。このような、先行きを見通すことが難しい時代に生きる我々は、これから何を学んでいけばよいのでしょうか。

これまで、「情報」は工学・数理科学的な観点から捉えられることも多かったと思いますが、情報技術が社会に深く浸透した今、「情報」は様々な社会的・人間的要素と深く結びついており、「社会」や「人間」から切り離して考えることはもはや不可能です。先行きの不透明なこの現代においては、文理の枠にとらわれず、あらゆる情報・知識を分野横断的に活用できる力、広い視野で問題解決を図ることのできる能力が求められています。

このような時代を見据えて、知識情報・図書館学類では、かねてから文理融合型の教育研究を推進して参りました。本学類には知識科学、知識情報システム、情報資源経営の3つの主専攻があり、それぞれ人間、情報技術、社会を主な観点として知識や情報について学び、広い視野と問題解決能力を養います。大きく揺れ動く予測困難な社会において、我々は知識、情報、人をつないで新たな知を創出し、次代を切り拓いていく必要があります。知識情報・図書館学類は、このような社会で活躍することのできる知識情報のエキスパートを育成することを目指しています。意欲ある皆様のご参画を心から歓迎いたします。

知識情報・図書館学類長鈴木 伸崇

鈴木 伸崇

本学類のご案内

知識情報・図書館学類

知識情報・図書館学類では、社会における知識・情報の蓄積・流通の成り立ちやそのシステムのあり方を、人間や文化、社会、情報技術などの側面から探求します。インターネットから図書館にいたる知識共有の仕組みの企画・運営やそれを支える情報システムについての教育を行い、共有された知識を企業活動や先端的研究活動、市民活動など、人間の知的営みに活用できる人材を育成します。

知識情報・図書館学類とは

教育目標

インターネットや図書館のような知識共有の仕組みの企画・運営やそれを支える情報システムについて教育し、知識・情報の流通と蓄積の仕組みを適正に構築・管理するための経営的能力、技術力と情報の活用能力を育成します。文理をまたぐ広い領域の基礎理論や基盤技術の修得に力点を置き、卒業後も自ら学ぶ力を備えた人材を養成します。

求める人材

文理融合型カリキュラムの下で、知識・情報の蓄積・流通にかかわる社会や文化、人間の行動、情報技術を幅広く学ぶ意欲を持つ人を期待しています。特に、問題を主体的に見いだし、率先して解決に取り組む自律的な姿勢と、それを支える基礎学力を持つ人を歓迎します。

国際交流

本学類を含む筑波大学情報学群は、アジア・太平洋地域におけるiスクール(図書館情報学や関連分野の専門職を養成する教育プログラムを提供する高等教育機関の通称)の 協会である Consortium of iSchools in Asia Pacific(CiSAP) に加盟しています。

国際インターンシッププログラムにより、毎年数名の学生を短期間、海外の図書館や情報センター等に派遣したり、また海外の学生が、本学類を訪れ日本の図書館事情を学んだりしています。(ルール大学ボーフム、釜山大学校等)

教員紹介