卒業研究指導方針

筑波大学

2026年度 卒業研究指導方針

氏 名:芳鐘 冬樹
所 属:知識科学主専攻
研究室:7D414

指導可能な研究領域

計量情報学の理論と実証
情報の生産・利用,その他類似の社会現象から得られる計量的データを,確率モデル等統計学的手法により分析,解釈

  • キーワード,出典雑誌,著者,引用文献等の項目の出現度数分布を計量
  • データ蓄積により分布の形がどう変化するか観測
  • 観測により得られた分布を確率モデル分布と比較

文献の統計解析手法による研究動向分析
文献DBに含まれる書誌データ等を統計的に解析。ある領域の研究に携わっている研究者や研究機関,中心テーマ,主に発表される媒体等の動向を分析

  • ある研究領域に関する文献集合をデータベースから抽出
  • 主要な著者やその所属機関,よく使用されるキーワード,引用-被引用の形で示される文献間の関係,共著者のネットワーク等を分析
  • その領域の研究の傾向とその変化について分析

その他,情報調査,情報分析の範囲内のテーマであれば応相談

 

 

「数えるべき対象を見つけて」「それについて数え」,「何らかの知見を引き出す」

「まず数える」「数える意味・意義を考える」
対象は何でもよいと言えばよいけれど,学術情報なら,意味を考えるサポートをしてあげやすい

 

 

過去の卒研

  • 学際研究の実施は研究者の生産性に影響するか?(論文の書誌データ)
  • 分類に着目した特許間引用の分析(特許の書誌データ)
  • Togetterにおける意見集約の傾向(Tweetテキスト)
  • ブランドムック本付録によるブランドエクイティへの影響(????)
  • YouTube投稿動画におけるプライバシー侵害の現状(動画の音声(テキスト))
  • Wikipediaのハイパーリンク構造を用いた漫画家の影響力の定量化(webページのリンクデータ)

研究指導・ゼミの概要

週1回,定例ゼミを行います。

ゼミについては,個々の学生の希望にできるだけ応じています。

研究をすすめる上で望ましい条件

統計やプログラムの知識があれば望ましいですが,テーマの選択によっては,ほとんどなくても大丈夫です。

受け入れの条件

面談を受けること(fuyuki@slis.tsukuba.ac.jpまで連絡を)。

面談にて,指導可能なテーマであると確認されること。

面談はオンラインで。都合が合えば,対面でもOK。

選考方法

面談にて指導可能なテーマであると確認できた学生を受け入れます。