推薦入試の⾯接はビブリオバトル方式です。ビブリオバトルとは、「 人を通して本を知る。本を通して人を知る 」をキャッチコピーとして全国に広がっている本の紹介コミュニケーションゲームのことです。
一般的な⾯接では、どんな話題で議論するか事前に知らされないことが多く、話題によっては実力を発揮できないこともあります。一方、ビブリオバトル方式では、自分の選んだ本で試験に臨み、その本についての紹介やディスカッションができることが一般的な⾯接との大きな違いです。
試験当日までの準備
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自分が面白いと思った本を選び、他の参加者にその本に対する興味を持たせるよう5分間の紹介を考え、発表を準備してください。
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公序良俗に反する本や紹介でないかぎり、どのような本でもかまいません。本の種類・形態も問いません。
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必ずしも本の実物を提示する必要はありませんが、通常のビブリオバトルでは実物を提示することが多いようです。電子書籍の場合、表示するためのリーダーの使用・表示を認めますが、音声や動画の使用は禁止します。
当日の手順
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面接のグループ5人前後と面接順序は試験当日に掲示します。一部のグループは、小論文の試験後、昼食休憩をとらずに面接となります。
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試験時間になったら、グループ毎に試験室に入室します。
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全員でAとBを繰り返します。司会は面接員が行います。
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本を5分間で紹介します。
試験室に発表時間を表示するタイマーを用意します。発表者はタイマーの時間表示を見ながら発表できます。5分が過ぎた時点で発表を打ち切ります。
紹介する本以外の資料は提示できません。
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受験生同士で2~3分ディスカッションします。
「一番読みたくなった本として投票するもの」を判断するためのディスカッションなので、発表内容に対する揚げ足とりや批判的な問いかけはしないでください。
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グループ全員の発表とディスカッションが終了後、「どの本が一番読みたくなったか?」という投票を行います。
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決定した「チャンプ本」を発表します。
※試験室の様子を説明した動画がこちらです。
評価
試験員は以下の観点で評価をします。
- その本を読むべき理由を、論理的かつ説得力をもって説明しているか。
- 判断に役立つ質問がきちんとできているか。
- 質問に対して的確に回答するなどのコミュニケーション能力を持っているか。
※チャンプ本に選ばれることと面接試験の得点は無関係です。
参考
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