2026年度 卒業研究指導方針
氏 名:西川 開
所 属:情報資源経営主専攻
研究室:7D313(教員)、7D311(共同研究室)
指導可能な研究領域
本研究室は2023年から活動しており、主に社会科学的アプローチにより、デジタル化されたデータ・情報・知識に関する制度やガバナンスを研究しています。また、研究活動を定量的に分析する研究領域である「科学計量学」の観点から、学術情報流通/学術コミュニケーションに関する研究も行っています。
以下のキーワードやテーマ例も参考にしてください。
- キーワード
- オープンアクセス、オープンサイエンス、デジタルアーカイブ
- デジタルガバナンス、データガバナンス、知識コモンズ、制度分析
- デジタル政策、データ政策、科学技術・イノベーション政策
- 過去の卒業研究のテーマ例
- 2024年度:大学における研究データサービスの実態、学術雑誌の補遺号の被引用数の調査
- 2025年度:大学におけるオープンアクセス方針の実態、卒業論文の内容分析
- 現在教員が取り組んでいる研究テーマ例
- 学術出版におけるAIガバナンスの研究
- デジタルアーカイブにおけるデータガバナンスの変遷に関する研究
- オープンアクセスの社会的インパクトの研究
- 研究データ引用に関する理論研究
- 制度を定量的データに変換するための方法論の応用研究
研究指導・ゼミの概要
<テーマの決め方>
- 本人の希望をベースに、指導教員と相談して決定します
<指導の頻度・方法>
- 月3回程度、原則全員参加のゼミを対面・オンラインを併用しつつ行います
- ゼミには大学院生も参加します
- 長期休暇中は相談のうえでゼミの開催頻度を調整します
- その他、必要に応じて個別に面談の時間を設けます
<ゼミの概要>
- 3年次:
- 翌年4-5月までに研究テーマを決定することを目標にします
- 研究計画の作り方や関連する研究領域の基礎知識を身に付けます
- 4年次:
- 卒業研究の進捗を報告してもらい、それに対してフィードバックを行うことで研究を進めていってもらうことを基本とします
- 大学院進学を希望する方には、院試準備に関するサポートも行います
研究をすすめる上で望ましい条件
- 外国語、特に英語を読むことに抵抗がない(いやではない)こと
テーマによっては日本語の文献が少ないことも多く、必然的に英語の文献を読むことが多くなります。
- 主体的に研究に取り組み、こまめに相談や情報共有ができること
あくまで自分で研究を進めていくことを前提とした指導を行います。ただし、分からないことや判断に迷うことが出てくるのは当然なので、ゼミ等で状況を共有し相談を仰ぐことをいとわない姿勢も大切です。
- 「学術情報基盤論」を受講済みであるか、もしくは翌年受講予定であること
指導可能な研究領域に関する基礎的なトピックを同科目であつかう予定です。受講は必須ではありませんが、研究やゼミでの議論に参加するための前提知識をスムーズに得るために受講することをすすめます(受講が難しい場合は別途お示しする参考文献を読んでもらうことで代わりとします)。
受け入れの条件
1.面談を受けること。事前に下記要領でメールを送り、必ずアポを取ってください。
- 宛先:knishikawa(あっとまーく)slis.tsukuba.ac.jp
- 件名: 研究室配属面談予約(学籍番号・氏名)
- 本文への要記載事項:面談可能な日時の候補(複数挙げること)
- 日時の候補は10/9~10/31の平日の中から設定してください
- 面談予約メールは10/1から受け付けます
- 面談は30分程度、対面(7D313)を想定していますが必要に応じてオンラインも可とします
2. 面談日が決まった後、面談前日までに下記をA4用紙1~2p程度でまとめた文書を添付ファイルとして上記アドレス宛に提出すること。記載内容をもとに面談します。
- 自己紹介
- 興味のある研究領域や研究テーマ案
- 具体的な方が望ましいですが、書ける範囲で構いません
- 自分の興味に近いと思う先行研究の書誌情報
- 論文が望ましいですが、限定はしません
- 複数の先行研究を記載しても構いません
- どういう点が興味に近いか等を聞くので、ある程度内容を把握しておいてください
選考方法
面談を受けた人数が定員を超えた場合は、指導可能な領域と希望するテーマの親和性等を踏まえて選考を行います。その場合、締切よりも早い時点で内定を出す可能性があるので、希望度が高い方は早めに面談を受けてください。
その他