卒業研究指導方針

筑波大学

2026年度 卒業研究指導方針

氏 名:陳 映廷
所 属:知識情報システム主専攻
研究室:7D416

指導可能な研究領域

  1. 指標づくり(CPSに基づき、見えにくい良さを数値化)
    創造性や「今、合図が効く瞬間」を点数にします(対面/オンライン/VR)。
    例:議論が広がった回数を数えて創造性スコアを作る。
  2. 介入・UI設計(ファシリテーション・メディア×モダリティ)
    画面表示・色・音・カード・VRボードなどの小さな仕掛けで議論と問題解決を後押し。
    例:発言前に要点を思い出すミニプロンプトを出す。
  3. 評価と運用(効果を確かめ、続けられる形へ)
    仕掛けの前後を比べて、時間短縮や実行率アップを確認します。
    例:ダッシュボード導入で宿題の実行率が上がるか比べる。

研究指導・ゼミの概要

1) テーマの決め方

  • 個別面談で方向性を確認する。 進行中の研究および既往研究を共有し、研究方針を擦り合わせる。

  • 方針決定の方法: (a) 指導教員と協議の上で決定する、または (b) 既往研究を踏まえた学生提案を審査の上で採択する。

  • 最小ゴールの設定:技術動向と社会的インパクトを参照し、目標を共同で合意する。

  • 倫理教育の受講:人対象データ・実験に着手する前に速やかに受講すること。


2) 指導の頻度

  • 個別ミーティング:週2回・各10分とする。内容は当該週の進捗、次週の計画、課題・リスクの共有である。

  • ラボ・ゼミ:週1回とする。毎回2名が発表する。発表資料は英語とし、質疑応答は日本語可とする。対面およびオンラインに対応する。


3) 指導の方法

  • 反復的改善(Build–Measure–Learn) を基本プロセスとする。小規模試作 → 評価 → 改善を短サイクルで実行する。

  • 月次レポート(指定フォーム)を提出すること。記載項目は、

    1) 研究質問(変更点の明記)、2) 読了文献一覧、3) 文献から得た知見と研究質問の対応、4) 当月に用いた方法(分析・実験・可視化等)、5) 結果(図表可)、6) 解釈(限界・次のアクション)である。

  • 再現可能性の重視:Overleaf・Git・データ管理ガイドに従い、記録と共有を行う。

  • 発表機会:国内外学会での口頭発表またはポスター発表を推奨し、支援する。


4) 年間スケジュール

  • 12月:仮配属キックオフ(テーマ素案確定、倫理教育、最小ゴール合意)

  • 6月:卒研着手発表会

  • 10月:卒研中間発表会

  • 1月上旬:卒論提出。全体は前倒し進行とする。

  • 1月下旬:卒研最終発表会

研究をすすめる上で望ましい条件

  • 英語論文を読み、意欲的・主体的に調べ、要点を記録できる人
  • Python又はRで分析・可視化に挑戦できる人(未経験歓迎)
  • 多様な背景の人と日本語又は英語で建設的に対話できる人
  • 探究心と自律性をもって課題に取り組める人
  • 進捗・次の一手・課題を簡潔かつ適時に共有できる人
 

受け入れの条件

  • 面談の受講を必須とする(やりたいこと・興味関心等を確認する、所要約30分)。
  • 面談では、以下の項目についてまとめたものを準備し、説明してください:氏名,学籍番号,メールアドレス,GPA,「これまで勉強してきたこと、今関心があるテーマについて」
  • 面談予約:面談の予約受付は解禁日前から可、実施は解禁日以降とする。予約ページ(URL)から希望日時を選択すること。

選考方法

①面談予約(関心分野・希望テーマの提出)受領 → ②面談(約30分) → ③総合判定を行う。

定員超過時の評価基準(優先順位)

  1. これまで勉強してきたこと/現在の関心テーマの具体性と、本研究室の指導領域との適合度
  2. 「研究を進める上で望ましい条件」の充足度(主体性・反復改善・コミュニケーション・倫理観 等)
  3. GPA(補助的指標として参照)