照山 絢子
卒業研究指導方針(綿抜豊昭)
2025年度 卒業研究指導方針
氏 名:照山 絢子
所 属:知識科学主専攻
研究室:情報メディアユニオン3階共同研究スタジオ4(303-1)
指導可能な研究領域
調査の方法として、
・フィールドワーク:特定の場やコミュニティに何度も出向いて、時間をかけて参与観察やインタビューを実施し、そこに所属する人々について知ろうとする。
・インタビュー:特定の人々をさまざまなところからリクルートし、オンライン・オフライン問わず、聞き取り調査を行うことで、その人々について知ろうとする。
のいずれかの方法をとり、そのデータを質的に分析する研究を指導します。
具体的にどういった人々やコミュニティを対象にするのかということについては、特に問いません。
最近の卒業研究のテーマ
2022年度
コロナ禍における酒類市場の課題と展望についての研究〜日本酒の流通に着目して〜
父子家庭の抱える問題と支援団体の取り組みについて
筑波大学の課外活動団体における留学生と日本人学生とのかかわりについて
生きづらい人のためのシェアハウスに関する研究
日本国内におけるブラック部活の実態に関する研究
2023年度
ステップファミリーにおける呼称と戸籍に関して:子どもの視点から
高校野球とメディア ー鹿児島県立大島高校の事例に着目してー
『コンテンツツーリズム』における行政、企業、地域団体等の有機的な結びつきに関する研究
ローカルアイデンティティとウルトラスの関係について
発達障害当事者会の発展と参加する発達障害当事者の声
2024年度
地域移住施策について行政と当事者の語りからみるギャップ〜愛媛県八幡浜市を例に〜
ADHD者の抱える情報認識・取得に関連した困難の研究
Xジェンダーの職場におけるアイデンティティ表現とインクルージョン
白馬岳における山小屋と利用者や関連団体とのかかわりについて
研究指導の概要
原則として週に一度、2限続きのゼミを行います。ゼミの活動は、文献の輪読と研究の進捗報告が二大柱になります。文献は質的調査の方法に関するものと、文化人類学者や社会学者が書いたさまざまなジャンルのエスノグラフィーを扱います。担当者がレジュメを切って発表し、全員でディスカッションをするという形式です。比較的読書量の多い研究室です。春ごろまでには調査を行うフィールドを決定し、春学期から夏にかけて調査をおこないます。以降は研究の進捗報告や関連文献の購読が主になります。調査は一人でおこないますが、ゼミでそれぞれの調査について発表し、皆でディスカッションを重ねながら分析を進めることを大切にしています。
長期休暇中は原則としてゼミはおこないませんが、文献購読の課題を課します。また、希望があれば春に合宿をおこない、グループでフィールドワーク実習をします。(※合宿の実施は新型コロナウイルスの状況によって判断します)
研究をすすめる上で望ましい条件
フットワークが軽いこと
「人」「社会」「文化」に対する関心・好奇心があること
初対面の人と話すことや人の話を聞くことが得意・好きであること
世の中のさまざまなことに問題意識を持っていること
予想外のことや思い通りにいかないことに対応できる柔軟性があること
受け入れの必須条件
訪問期間中に面談をおこなっていることを必須条件とします。
選考方法
個別面談(30分程度)に基づいて選考します。
面談は事前予約が必要です。teruyama@slis.tsukuba.ac.jp へ希望日時を第三希望まで書いてご連絡ください。なお、面談は原則として一人一回とします。
面談の際に研究テーマ案をおたずねしますので、ご準備ください。
内定を出す時期は、例年早めです。志望の学生は早めに面談予約をしてもらえたらと思います。
内定を出す段階においては、(1)HOPEで希望登録がされていて、(2)面談に来た学生を、選考の対象とします。面談済みであってもHOPEで登録がない場合、面談後に他の研究室に志望が移ったものと判断して選考から除きますので、ご注意ください。
その他
オープンラボを開催予定です。日程など詳細が決まりましたらHOPEなどで通知します。