白井 哲哉

卒業研究指導方針(白井哲哉)

2024年度 卒業研究指導方針

氏 名:白井 哲哉
所 属:情報資源経営主専攻
研究室:7D407号室

 

指導可能な研究領域

(1)日本アーカイブズ(記録資料)学
 ・アーカイブズ資源論
  歴史資料(古文書)・歴史的公文書等(旧町村役場文書、現代行政文書・企業文書)など、各種資料群の構造及び内容の分析研究。
  資料の調査や整理を含む。
・災害アーカイブズ論
   被災地における被災資料(災害以前から存在する地域資料)や災害資料(災害に関する関係資料)についての調査研究
 ・アーカイブズ管理論
  公文書館等の運営及び記録資料の保存活用業務に関する課題の理論的・実践的研究。
  LMA連携論も扱う。
 
 (2)図書館地域資料論
  19世紀以来現在に至る図書館地域資料の諸問題に関する調査研究。

(3)その他(いずれも公文書館・図書館・博物館の地域資料にかかわる内容が望ましい)
 ・日本各地の各種歴史資料や歴史事象に関する調査研究

 

研究指導の概要

(1)対面による「ゼミ」形式で実施。
(2)12月~3月は、テーマ設定の準備と予備調査、文献調査及び読解の基礎訓練を行う。
(3)4月以降、卒研テーマの確定と具体的な調査研究をすすめ、研究発表及び参加者による質疑・討論を繰り返す。原則として1~2週に1回実施予定。
(4)必要に応じて、資料探索、フィールドワーク、聞き取り調査の方法等を指導。
(5)12月初めでで「ゼミ」を終了し、執筆に集中する。
(6)必要に応じて個別相談・個別指導の希望を受け付ける。

 

研究をすすめる上で望ましい条件

(0)大前提として、調査研究及び論文執筆へ熱心に取り組み、楽しむこと。
(1)日本の歴史文献や資料を取り扱うゼミなので、広い視野の獲得と、日本語リテラシーの鍛錬を強く求める。
(2)インターネット検索のみに頼らない文献調査のスキルを身につけること。
(3)教員との連絡、ゼミ生相互のコミュニケーションを積極的に行うこと。
(4)アーカイブズ学関係の講義科目の受講が望ましい。
(5)地域の過去の記憶や記録、それらを将来に伝える仕事に興味関心を持つこと。

 

受け入れの必須条件

(1)研究テーマは、上記の研究可能領域内であれば、基本的に学生の希望を尊重する。
   ただし文献研究(歴史的研究)の場合、関係論文や資料の博捜(インターネットでは探しきれない)、原典の調査及び綿密な解読が必要である点を理解すること。
(2)希望者とは対面で面談を実施する。希望する日程を下記へ事前申込すること。月・金・土が原則可能だが、他の曜日も時間帯により応相談で可能。
    tetsushi@slis.tsukuba.ac.jp
   面談では、自己紹介と、卒研テーマの構想を話してもらう。 研究テーマを2つ程度に絞り、それらの希望理由や基礎知識をまとめてくること。
(3)面談の際は、なぜそのテーマを選ぶのか、どのような資料や方法で研究を進めるのか、について意見交換する。不十分でかまわないが、自分なりにしっかり考えて説明すること。
(4)面談は原則として2回行う。面談を通じて、自身の研究テーマの方向性を双方で理解したのち、、指導可能であるとの承認を得ること。
 

 

選考方法

面談内容に基づいて決定する。面談は先着順に対応する。
原則として2回の面談を実施する。第1回はできるだけ早い時期に実施したいので、早めの問い合わせを希望する。

その他

本研究室では資料の取扱や保存活用の現場を知る機会として、神奈川県で古文書の現地調査(2泊3日)を実施する(2024年3月中旬、2023年12月告知)。希望制・自由参加だが、参加の検討を希望する。

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