阪口 哲男

卒業研究指導方針(阪口哲男)

2025年度 卒業研究指導方針

氏 名:阪口 哲男
所 属:知識情報システム主専攻
研究室:7D312号室

 

指導可能な研究領域

 何らかの問題を解決するなどの目的を設定し、そのためのシステムの設計とコンピュータを用いた実現を目指すものとします。調査や資料に基づいて論考するだけのようなテーマは原則として対象としませんが、システム設計においては調査などが必要になる場合もあります。目的については、私自身の主要テーマとの関連や、各人の興味に基づいて設定する予定です。

 

 テーマについては以下のトピックを参考にして下さい。
より詳しい説明や過去のテーマは下記の研究室Webページに随時掲載しますので、必ずそちらも見てください。

 

現在の主要テーマ

・インターネット応用システムにおける情報伝達・共有の支援
 安全な通信・情報システム利用の支援、Webに基づく情報の蓄積・共有システムなど、広い意味での利用者による安全で快適な情報伝達・共有の実現を目標としています。近年はLinked Dataに関わるテーマを主として取り上げています。

 

その他

・ディジタルアーカイブ関連技術(Webアーカイブを中心として)
・複数の情報システム間の協調のための技術
・Webに関わる基盤技術開発(LOD, セマンティックWeb, オントロジ等を含む)
・インターネット応用システムにおける技術的問題の解決
・ディジタル図書館(電子図書館/仮想図書館)とその基盤技術
・広域分散型システム、ネットワーク利用技術
・並行処理、分散処理、協調処理のための開発環境
・プログラム開発環境、プログラミング言語の設計と実現

 

研究指導の概要

 具体的なテーマは指導教員確定後に本人の希望を出発点として下記研究会や個別指導を通じて3年生の終りから4年生の始めにかけて決めます。

 

 指導に関しては、少なくとも以下のものを実施する予定です。原則として対面ですが、状況に応じてMS Teams等のテレカンファレンスも用います。

 

  • 発表練習会:  着手発表会、中間発表会、最終発表会など主専攻単位での発表会毎にその発表練習会を適宜複数回実施します。
  • 研究会(週1回2コマ程度以上):  研究室所属学生全員出席で、研究状況報告や討論を行います。なお、実施時間は人数に依存します。(3年生の2月頃までは研究会ではなく勉強会とする可能性があります。)
  • 個別指導(随時):  問題点とその解決法の検討、研究会・発表会の準備、論文執筆等の指導を個別に行います。

 

 卒業研究は論文にまとめるだけでなく、その過程として様々な発表や報告をすることも重要であり、それらも単位に含まれるものとして取り扱います。

 

研究をすすめる上で望ましい条件

 どんなテーマであっても私の研究室ではシステム実現のために必ずプログラミングすることになります。使用するプログラミング言語は授業で扱ったもの以外になることもあります。プログラミングやアルゴリズム、データベースに関連する授業や、阪口担当の授業をできるだけ多く履修していることが望ましいと言えるでしょう。開発環境は研究室で準備している機器類を使用できますので、手持ちの機材の性能等を心配する必要はありません。きめ細かい指導を受けるために、作業などは大学の共同研究室に来て進めてもらう方が望ましいですが、状況に応じオンラインでの相談等も行うので、MS Teams等のテレカンファレンスシステムが使えることが望ましいです。

 

 また、4年生ではできる限り卒業研究に集中して欲しいので、2024年度末において卒業に必要な単位のうち未履修のものが少ないことが望ましいことはいうまでもないと思います。

 

受け入れの必須条件

 私の研究室での卒業研究の進め方やテーマの決め方、分野などについて十分理解してもらうために、原則として10月10日から10月31日までの期間に阪口と面談してもらうことを必須条件とします。

なお面談の前に必ず下記の研究室Webページの「2025年度卒業研究について(3年生向け)」のページを全て読んでおき、どのようなテーマ・方向性の卒業研究をしたいかを考えておいてください。

面談の際にはそのテーマや方向性に関してキーワードやフレーズ、文章などを書いたメモを持参・提出してください。なお、テーマ自体は漠然としていたり、思いついたままに書いたものでも構いません。

面談は原則として対面で行いますが、要望に応じてMS Teams等でオンラインで行う場合もあります。オンラインの場合はメモは電子的に提出してもらうことになります。

 

選考方法

  • 面談のときに提出してもらったメモと面談内容に基づいて、研究室のテーマとの親和性の高い人を優先します。
  • 大学院進学希望者を優先します。
  • 第1希望者が定員を超えた場合には11月1日以前に内定を出す場合があります。その際にはWebページなどでお知らせします。

 

その他

 研究室WebページのURLは、

https://www.sakalab.org/

です。ここに掲載する「2025年度卒業研究について(3年生向け)」は必ず読んで下さい。私の予定なども随時掲載します(研究室説明会等を開催する場合もそのページに掲載します)。
 なお、面談の際は事前に日時をメールで予約することがお勧めです。予約メールは10月10日よりも前でも構いません。メールの宛先は「saka」のあとにアットマークと「slis.tsukuba.ac.jp」を続けたものです。なお、メールでの予約をせずに面談した場合は、学籍番号と氏名、メールアドレスを面談時に確認します。なお、オンラインを希望する場合はミーティング情報を事前にメールで共有する必要があるので、予約が必須になります。

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