真栄城 哲也

卒業研究指導方針(真栄城哲也)

2025年度 卒業研究指導方針

氏 名:真栄城哲也
所 属:知識科学主専攻
研究室:7D409号室

紹介動画

指導可能な研究領域

下記のようなテーマを挙げています.関連するキーワードは,感性,知能,知識,学習,知識の構造,ネットワーク,ヒト・モノ・コトのつながり,関係性,生命科学,などです.
基本的にはこれらに関連する内容と,本人が面白いと思う・興味を持っている対象を主軸に,本人と相談して決めます.

大まかな研究テーマ:
(1) 感性,人工知能,笑い,脳

様々な現象の予測.機械学習や人工知能を使って,いろいろな現象の将来の予測や評価について研究しています.例えば,生活習慣病の病状変化の予測,講演の聴衆が喝采するかどうかの予測,お笑いの評価,が挙げられます.お笑いについては,人工知能を使って,漫才コンテスト (M1 グランプリ) の決勝戦の順位を2年連続で予測することに成功しました.コントや他のお笑いの評価や,ロボットによる漫才も研究しています.

また,人工知能と関係が深い脳についても,人が思考する際の脳内活動について研究しています.

一方で,人は常に判断や意思決定をしていますが,その仕組みはよく判っていません.人間が直接把握できない複雑な仕組みや現象をどのように見える形にするか,という問題もあります.さらには,知識が脳内でどのように表現されているのかも未解明の状態です.これらの問題について研究しています.

(2) 生物の仕組みを解明する

糖尿病に代表される生活習慣病の仕組みについて研究しています.遺伝子レベルでの仕組みや食生活など,様々な側面から生活習慣病を記述することと,人工知能を使った将来の病状変化などの予測があります.

生命活動は,数万個以上の種類の要素が,設計図であるゲノムに書かれた内容に従って,複雑に関係し合って成立しています.その仕組みは不明な点が多くあります.現在,生物の成長の初期段階に的を絞り,機能要素である遺伝子のうち,どの遺伝子が,どのように機能しているかを研究しています.また,シイタケの品種と遺伝子レベルの仕組みについても研究しています.どちらも実験データと人工知能を使って遺伝子間の関係を予測しています.遺伝子間の関係は,殆ど判っていません.

(3) その他,面白そうなテーマ

ここに挙げた内容以外に興味を持っている関連対象があれば遠慮なく相談して下さい.

面白いアイディアを歓迎します.

(4) これまでの卒業研究のテーマの一部:

中間発表の卒業研究のテーマも参考にしてください

  1. 人物・キャラクターの印象と声の関係
  2. スポーツ選手の意思決定
  3. キレやすい人の身体状態の特徴
  4. サッカー選手の定量的な評価
  5. マンガの特徴,類似度の計測
  6. イグアナのボディランゲージ
  7. スポーツにおける状況判断の能力
  8. ボーカロイド曲の特徴,音痴について,歌謡曲の歌詞の特徴と変化
  9. 笑いのパターン,面白いやりとりの特徴
  10. 物語のプロットの構造
  11. 線虫の遺伝子ネットワーク
  12. 生物学の概念体系.時系列変化
  13. 嗜好パターンの類似性および推測
  14. 多人数の会話における主導権の移り変わり
  15. 文章の判りやすさと読み方の関係

 

研究指導の概要

まず研究テーマを決める必要があります.その後,全体によるゼミや個別の議論によって,研究内容をより具体的にする,問題を明確化する,問題をどのように取り扱うか,といったことを進めていきます.また,プレゼンの訓練もします.

この記事も参考になります。https://www.asahi.com/edua/article/14404307

研究をすすめる上で望ましい条件

何かに興味を持っている人.

 

受け入れの必須条件

(1) 面談すること.(2) 希望する研究テーマが指導できる内容であること.

 

選考方法

面談内容に基づき決めます.

 

その他

オープンラボを開催します.
詳細はこちらにあります
 
訪問希望日時をメールで連絡して下さい.
訪問期間:10月16日(水)~10月28日(月)
メールアドレス:maeshiro <あっとマーク> slis.tsukuba.ac.jp

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