3月3日の業務報告

こんばんは、3年岩崎です。

今日の質問です。
===========================
Q.用紙はセットされているのに、プリンタが動きません。
A.「節電モード」になっていました。解除すると、正常に稼動しました。
===========================

今日は、試験期間だからか構内が静かだった気がします。
寒くなったり暖かくなったり、体調を崩しやすい時期です。
試験・レポートで夜更かししてしまいがちですが、体調に気を付けてくださいね。

(文責:岩崎)

2月23日のブックトーク会報告

こんにちは、3年岩崎です。
2月23日に行われた、池内先生のブックトーク会の詳細報告です。
------------------------------------------------------------
@筑波大学附属図情図書館2階セミナー室
「オレのブックトークがこんなにクルクルパーなわけがない」
1冊目  “On the Trail of Assassions” Jim Garrison
ケネディ大統領暗殺に関する1件だけの刑事訴訟を起こした検事が書いた本。
ケネディ大統領の暗殺に関しては、色々な説があった。
その中で、唯一起こった刑事訴訟。
著者は、上院議員と友人の会話に疑問を感じて調査。本来見つかっていた証拠はもっとたくさんあったのに、わざと切り捨てられていた証拠がたくさんあったと知り、陰謀があるのでは、と思ったために刑事訴訟を起こした。そのことについて書かれた本。
徹底的にオズワルド(暗殺犯に仕立て上げられた人)について調べていてとても面白いし、エンターテイメントとしてもとても面白い。
大学生の頃から何度も読んでいるのでとてもボロボロ。面白くて原著にまで手を出した。
2冊目  “「邪馬台国」はなかった” 古田武彦, ミネルヴァ書房
トンデモ本だと思って手を出していなかったが、勧められて読んだらとても丹念に調べられていて驚いた。
「魏志倭人伝」などに出てくる「邪馬台国」は何箇所か間違っているが、ただの間違いと信じ込んでいるのはおかしくないか? だから他の誤字のところも調べてみよう、と。3通りくらいの手法で調べている。
「臺」=皇帝が政治を執る場所、という意味。中国人がこの字を「邪馬台国」に宛てられる筈はない。そんな風に色々な可能性だとかを捨てて、「邪馬台国はどこにあったのか」を考えている。
結論はどうでもよくて、アプローチが当時においてはきわめて斬新だった。
*邪馬台国のことを知るには、中公新書の「日本の歴史」がおすすめ。
3冊目  “Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game ” Michael Lewis
いい選手を見つけてスカウト安く契約して、いいチームに高く買われるようにする。
オーナー同士の会話も書かれていて、人間ドラマとして面白い。腹を探り合っている感じ。
4冊目  “東京アンダーワールド” ロバート・ホワイティング, 角川文庫
当時の戦後日本史を赤裸々に書いていて面白い。
自民党とヤクザがどう関わっていたか、とか、力道山のプロレスの八百長とか。
日本人では絶対に書けないことを書いていた。
→続編の “東京アウトサイダーズ” は全然面白くなかった。
5冊目  “The Godfather” Mario Puzo
フィクションはあまり読まないけど、これはオススメできる。
これが出版されたとき、著者は暗殺されるんではないか、と言われるほどに事実がたくさん盛り込まれていた。
6.冊目 ”文学部唯野教授” 筒井康隆, 岩波現代文庫
大学時代に読んだけれども、非常に面白い。
大学の中がいかに不条理な世界か、とかが書かれている。
7冊目  “ヴォルコシガン・サーガ”(シリーズ) ロイス・マクマスター・ビジョルド, 創元SF文庫
ほんとに好きな本。この作家の本は面白い。安心して読めるファンタジー。ほんとに面白い。
8冊目  “科挙” 宮崎市定, 平凡社東洋文庫
「なんのために勉強するの?」は自分で見つけないといけない。
中国史が好きで、今日のテーマも中国史にしようと思っていたが、知り合いの女性に「どうして中国を好きになったの?」とメールをしてみたら、あまりにもディープで一般化できなかったので諦めた。
9冊目  “ファーシーアの一族” ロビン・ホブ, 創元推理文庫
・騎士(シヴァルリ)の息子
・帝王(リーガル)の陰謀
・真実(ヴェリティ)の帰還
男性名だが、実は作者は女性。女性の書いた本は男性が手に取らないのであまり売れないが、女性の本の方が面白いと思う。
このシリーズは、陰鬱な話がずうっと続く。ほんとに最初から最後までずーっと陰鬱で、ずっとチクチクチクチクさされているような本だけど、とても面白い。
陰鬱だからあまりオススメではない。でもずっと陰鬱な話を書き切ったこの作家の力量がすごい。
続編(道化の使命)は、これより1冊のページ数が薄いのにこれより1冊の値段が高くて1000円。でも、買わないと続きが出ないから買った。
訳者としても、女性の方が平易な文章で訳そうとしているので面白いと思う。エンターテイメントとして文学を読んでいる時は、女性の書いた文章に魅力を感じる。
ブックトーク後の先生の感想
「これはみんなやるべき。自分のフェチを公開するって、いいものですね」
※和書の一番新しい版についてのみ、出版社や文庫名を記載しています。
※この記事は、先生の発言を記録したものをもとに作成しました。
20110223_booktalk
------------------------------------------------------------
当日のレジュメを印刷してチューターデスクに置いてあります。
興味のある方は、お気軽にご覧になってください。
ブックトーク会は今後も続けて行きたいと思っています。
今回参加できなかった方も、またの機会にぜひご参加下さい。
(文責:岩崎)