こんにちは。有元です。
遅くなりましたが、先日行われた、図書館員の方との座談会について報告いたします!
詳細は以下。
(http://bit.ly/b4zB03)
当日は、一度春日キャンパスに来て頂いた後、長坂さんがつくばは初めてだとのことだったので、中央図書館を見学し、その後お昼を食べて、つくば市立中央図書館を案内した後、国土地理院に行ってきました!
その後ちょっと図情図書館を見学した後、座談会へ。

貴重なお話を聞くことができ、とても楽しかったです!
その後、長坂さんは先にお帰りになられたのですが、残ったメンバーできゅーとでディナーしてきました^^
そこでもいろんな話が聞けて本当にたのしかった><
最近、U40-Future Librarian2010等のイベントで、現職者の方々とお話しする機会が多いのですが、そういう機会って大事やなぁ、と思います。
てか楽しい!
ので、是非、ちょっとつくばに用が・・・って方は、気軽にいらしてお話して頂けたらなぁ、と思ってますのでw
以下、軽くお話の内容をまとめましたのでご覧くださいー。
和知剛
郡山女子大学図書館員
郡山女子大学短期大学部文化学科で非常勤講師
○郡山女子大学について
食物栄養学科がメイン
短期大学部:学科が5つある(短大としては多いらしい)。
文化学科では図書館司書,学芸員補,社会教育主事の資格が取得できる。しか
し,来年からカリキュラムの関係で学芸員と司書資格を同時にとれなくな る可
能性大。
○図書館について
正職4人+バイトが1人で回す、という形
大学+短期大学部の図書館
1950年に短大として開学,その後大学ができ,大学図書館としてスタートしたの
が1966年。
蔵書11万、94000和書、14000洋書
原簿に載っていないものもある。
例えば旅行ガイドは現在消耗品として購入している(図書原簿には入らない)
○お金の話
大学と短大で予算が別。
大学の予算:310万くらい
短大の予算:600万くらい。
全てをこれで賄わなければならない。
必要経費を全て引くと…
大学160万、短大250万が図書費
同様に雑誌費は大学125万,短大200万。
図書館システムに関わる予算はは大学(法人)が負担。
1996,1997年が予算のピーク。
都合400万の図書費、300万の雑誌費
何年か前に電子ジャーナルを集め提供したが、利用頻度がとても低い(宣伝も足
りなかった?)
ということで、全て打ち切りに。
DB:ジャパンナレッジ,朝日新聞(聞蔵)も契約を切られる。
現在残っているのはGeNii,日経BPの記事検索,JDreamII,メディカルオンライン。
○利用状況
学生1100人に対し、1日図書館利用者は70~80人。
試験前試験中は180人くらい。
なるべく図書館をあけるようにしているけれど、土曜日に(授業があったりする
とき)図書館をあけても、人が来ない。
カレンダーとか配って行きとどいているはずなのに・・・
そういうときの利用者は15人とか;;
月報を出すと、逆に休日開館ができなくなるかも><(費用対効果を非常に気に
するため)
○図書館をもっと知ってもらうために
図書館としては、色々活動をしていることをアピールしている。
今の状態だと、学内で浸透させるのはむつかしい。
大学の外である程度評価を受けるような働きが必要なのでは…
→Webを使った図書館のサービス!
HPからRSS、twitter、ソーシャルブックマークを使ったパスファインダー
:パスファインダーはたまたま補助金がついたこともあり、実働にこぎつける
twitter→カレントアウェアネスポータルに取り上げられる!
そういうのに載ると認識がやっぱり違う。
図書館の中でも雰囲気が変わってくる。認められている、ということをテコに、
図書館の運営員会に以前より突っ込んで、経費を下さい!と言えるようになる!
対外的に認められているのにこのような図書館でもいいの??
世間的に認められることにより、中の人の意識も変えていきたい!
○質疑等
・利用の少なかったEJは?
→単独契約。Journal of Biological Chemistry,Journal of American
Nutrition などなど。
先生向けのつもりだったんだけど^^;やめてから批判が。
もしかしたら先生方個人で買っているのかも。
・機関価格はあまり使用しないところには鬼
scienceはまだいいけど、natureは足元見てる。
毎年予算減っているのに雑誌価格はどんどん上がっている・・・
・発展途上国が雑誌を書くようになったことのコスト
:結局誰かが読まなければならない
・管理栄養士の話。ある先生が教育系の学会で、教育には利口なやつをかき集め
るか、馬鹿を利口にするか,そもそも最初から格差がある(地方であ る)を加
味しても低い? 最初から差があるのを加味すると半分受かる、はセールスポイ
ント?
→うちは馬鹿を利口にするほう。
数年前までは大学で試験の資格をとると、問題の免除、というものがあったが,
いまはない。
管理栄養士は○×をひたすら解くもの。
図書館でも国家試験対策用のコーナーは作っている。
利用している学生は通る。真面目にやれば合格するはず。
・卒業して、駄目だった人は?
→図書館に来て勉強してたりもする。
ただ結果が6月なので、既に職についてから。。。という形。
管理栄養士と栄養士だとお給料が違う。
・司書資格は?
10年前の50人が現在は25人程度に減る。
この間,入学者が100人ほどから30人くらいに減ったから…
就職も困難,かつ筑波大レベルの司書有資格者を出すのは無理なので,将来の賢
い図書館利用者,かつ図書館へのよき理解者を排出できるような教育を 目指し
ている。
===
○長坂和茂
京都大学経済学部図書室
1)これなら勝てるという長所を見つけて磨く
「絶対に負けない」とまでは言う必要はないので、ランダムに集めた百人くらいの人の中なら、一番とは言わなくても5位くらいには入れるかなーくらい。別に世間様に誇れるようなものとか、面接に使えるものである必要は無い。芸は身を助ける。
(ただし、面接に必要なものはもうちょっとレベルが低くていいから用意しておくといいかもw)
で、それを裏付ける「もの」を持っておくとさらに良い。
(自分の磨いてきたものに自信がなくなることは多々ある。それを取り戻すのに一番簡単なのはその「もの」)
たとえば
・司書講習の受講者カード
司書資格を司書課程ではなく司書講習で取った。
行った大学は縁もゆかりも無い大分の別府大学。
別府大学にした理由は試験期間とかぶらなかったから。最後の試験が7月31日で、別府大だけ8月1日から始まった。ほかは7月24日とか。
宿(マンスリーマンション)の取る先をかなり遠いところにしていて(距離を勘違いしていた)通学にやたら時間が掛かった。一度なんかは台風が来て電車が止まってバスを3回乗り継いでなんとか帰ったw
というようなこともww
・三国志
実は三国志が趣味。
その三国志について自信に繋がるような「もの」がなにかというと、これ。(ちくまを出す)
司書が本をぼろぼろにしたことを誇るのもどうかと思うのだが、見ての通り、だいぶぼろぼろ。
6巻なんかカバーがもう切れそう。
実は私は三国志のブログをちょっとだけやってたり、するのだすが、やっぱりそういう自分より知識のある人っているし、そういうところから厳しいツッコミを受けることもある。
何度か「もうやめようかな」、とか思ったこともあるんですが、そのときに助けてくれたのが、このぼろぼろの三国志呉書。
ここまでこの本をぼろぼろの状態にした人は人はそうたくさんは居ないはず! と信じてここまでやってきた。実は昔は6巻よりも7巻の方がぼろぼろだったんですが、気が付いたら7巻よりぼろぼろになってました。これは、すごく自分の心の支えになった。
要するに全部自己満足。
だけど、「自分が」「満足する」って大事だと思う!
「芸は身を助ける」と言った話。
最近、大学の図書館の資料保存部会というのに入ったのだが、そこでは毎年資料保存の研修をやっていた。だが、入れる人が少ない。
講師がやっているのをみて自分もやってみるという形式だから、あまりたくさんの人は呼べない。なら、写真などでそういう教材を作って誰でも見られるようにしたらいいのではないかという話になったときに、私が「じゃあ、写真より動画の方がいいと思いますよ」と発言したら、あれよあれよという間に私が動画を撮影して編集する担当になってし
もちろん、動画の方がいいなんて発言をしたのは、ある程度動画編集の経験があるからできたことだと思う。全くの未経験では「やってみたいけどできるのかどうかわからない」という域を脱し得なかったのではないか、と思うからです。
2)いろいろなものに興味を持つ。
そんな専門家みたいな方向を目指せといっておきながら、いろいろなものに興味を持てとはどういうことだ、とお思いの方も多いかと。だが、図書館とは森羅万象の情報を扱う施設。
なら「何々は図書館には関係ない」なんていえる事柄は少ない!
特に公共系はそうなのではないかなと、思います。(いや、体験してないからそう思うだけですが)
これは、仕事をする上でもいえる話で、「俺の仕事はここまで」って決めちゃうと楽。楽だけど、新しい仕事は入ってこなくなる。
それ、意外と楽しくはない。楽ですが。「
俺、いろんなものやってみたいです」って姿勢なら、「なら、ちょっと任せるわ」って話になるかもしれないじゃないですか!
それで「やっぱりできませんでした」ってなったらら確かに恥ずかしいかもしれないけど、最初からやらないよりは実はとても勉強になるし、いいことだと思う。
できなかったことを恥じるよりは「あいつにこの仕事は無理だから任せられないな」って思われる方を恥じるほうが、建設的かなーと思う。
要約すると、興味の範囲は広く。だけど一点突破でめちゃくちゃ深く。で、それを実行できるような学生生活になると有意義なんじゃないかな、と思う。
というわけで、学生の皆さんはいまいろいろできるうちにいろいろやってみて、自分の好きなジャンル学びたいジャンルというのを見つけてみるのがいいのでは?
役に立つか立たないかなんていうのは、あとから考えればいいのですよ(にっこり)