KLiS TODAY No.28
6/8
KLiS TODAY No. 28February 2016国際インターンシップ in 韓国 2015年9月、私たちは釜山大学校に11日間受け入れていただき、釜山とソウルの図書館見学と、釜山大学校文献情報学科の講義を受講しました。 見学では、釜山大学校図書館・博物館、国立図書館、特徴的な公共図書館など計10館を訪問し、疑問点を職員の方に直接質問し、日本との相違点を知ることができました。たとえば釜山大学校図書館の自習スペースは筑波大学附属図書館よりも広く、これは「家よりも外で勉強したり遊んだりする」という韓国の学生の特徴を反映したものであると伺いました。 講義は3つの科目を受講させていただきました。このうち1科目で筑波大学と日本の図書館に関する発表を英語で行い、担当の先生からコメントをいただきました。特に「書誌学」の講義は、漢文「四字小學」の読み取りを通して「孝」の精神を学び、図書館員のホスピタリティを養う、というもので非常に新鮮に感じました。 国際インターンシップは現地での学びだけでなく、事前学習や成果報告会での発表も大きな意味を持つものです。日本や現地の図書館について満遍なく情報を収集しレポートにまとめたり、相手の知りたいことを想像して発表原稿を作成したりすることは当たり前のようでいて難しいことで、練習の過程で先生方にたくさん指導していただきました。外国の図書館を観光するだけでは得られないものが多くあるので、ぜひ国際インターンシップに挑戦してほしいと思います。(うめみや・あさゆき 知識情報・図書館学類3年次)(かとう・あおい 知識情報・図書館学類3年次)梅宮 朝雪加藤 葵釜山大学図書館自習室の様子釜山大学でのプレゼンテーションの様子
元のページ