KLiS TODAY No.27
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KLiS TODAY No. 27November 2015知識情報演習Ⅰ優秀作品賞 今年度は椎名智紀さんと松田悠平さんに「知識情報演習Ⅰ優秀作品賞」が贈られました。この演習は2年次必修科目で、図書を対象とした書誌レコードの作成およびその検索システムであるOPAC(Online Public Access Catalog)の構築を行います。椎名 智紀 優秀作品に選ばれるようなプログラムを作り上げられたということは大きく自分の自信に繋がり、またとても良い経験になったと思います。 OPACを作成する上で私が重要視したのは、使いやすいものを作るということでした。どのようなデザインであれば使いやすいのか、どのような機能であればより使いやすくなるのかということを考えながら様々なOPACを参考にしながら、出来る限りの使いやすさにこだわって完成させました。例えば、簡易検索と詳細検索をタブで分けて切り替えて使えるようにする、著者やシリーズ名で再検索することができる、ソート機能や1ページ当たりに表示できる項目数を変更できるようにしました。 時間が足りず実装しきれなかった機能などもまだまだあったので、プログラムを学んでより効率的にプログラムを書けるように、また、より良いものを作っていけるようにこれからも多くを学んでいきたいです。(しいな・とものり 知識情報・図書館学類2年次)松田 悠平 私がOPACの作成をするにあたり重視したことは、いかに分かりやすいシステムを作れるかということでした。そのために、様々な大学、公共図書館のシステムを参考にし、必要な機能とデザインをまとめていきました。簡易検索と詳細検索は別タブにし、詳細検索ではユーザーが柔軟に検索できるように様々な検索条件を設けました。また、検索結果を分かりやすく表示するために、データベースに格納するデータの形も工夫しました。これらの工夫が今回優秀作品賞をいただくことができた要因だと思っています。 最初に思い描いた機能をすべて実装することはできませんでしたが、完成したOPACを利用してみたときには、実際に利用されているサービスに近い形のものを作成することができたという達成感を感じるとともに、プログラミングの楽しさ、難しさを垣間見ることができ、今後より複雑なサービスを作ってみたいと思いました。(まつだ・ゆうへい 知識情報・図書館学類2年次)
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