KLiS TODAY No.26
7/8

KLiS TODAY No. 26June 2015サバティカル報告カナダでサバティカルを過ごしてフランスでのサバティカル溝上 智恵子 2014年度にサバティカルをいただき、6か月間、カナダ・バンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)教育学部に客員教授として滞在しました。UBCは1915年に設立された比較的新しい大学ですが、現在は、学生数約6万人(うち大学院生1万人)、教員約5千人という、カナダ西部最大の研究大学へと成長した活気に満ちた大学です。 私は、カナダ滞在中、UBC、バンクーバーのカトリック教会の文書館やオタワにあるカナダ国立図書館・文書館等において、第2次世界大戦中に強制収容された日系カナダ人の学校教育に関する資料を収集するとともに、経験者へのインタビューを通じて、当時の高校教育支援の実態を明らかにする研究を行いました。この間、多くの方々のご厚意により貴重な話をうかがい、情報を提供していただけました。最後に、私の不在中、授業や管理業務を引き受けていただきました関係者に心から感謝申し上げます。(みぞうえ・ちえこ 知識情報・図書館学類 教授)手塚 太郎 2014年4月からサバティカルの機会を与えていただき、一年間、フランスで研究を行ってまいりました。滞在していたのは Institut de Recherche de l'Ecole Navaleというフランス海軍の大学に附属する研究所です。研究所は海に面しており、周囲は自然も多く、とても良い環境でした。 研究者と博士課程の院生だけという緊張感に満ちた雰囲気の中で研究に専念することができました。仕事の後や週末に皆で連れ立ってサーフィンに行ったのは良い思い出です。また、滞在中、ヨーロッパ各地の研究所を訪ねることもでき、人脈が広がり、非常に有意義でした。 不在中に授業を代講してくださった先生方、委員会を担当していただいた先生方、研究室の学生の指導を行ってくださった先生方、また様々な形でサポートしてくださった先生方に感謝致します。(てづか・たろう 知識情報・図書館学類 准教授)UBCのキャンパス研究所前の海岸

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 7

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です