KLiS TODAY No.26
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KLiS TODAY No. 26June 2015見学研修とそれから日下部 直樹 入学式から間もなく、私たちは見学研修に向かうバスに乗っていました。先生に促されて始まった自己紹介、各人のユーモア溢れるコメントに笑いと拍手が飛び交うバスは和やかな雰囲気のまま、茨城県自然博物館へと向かっていました。周囲を森に囲まれた重厚で整った様相の建物。博物館の中は宇宙に関する展示から古代恐竜時代を再現した展示まで、多種多様な展示物が所狭しと並んでいました。 バスの中で知り合った友達と楽しく話しながら歩いていると、集合時間はすぐに来てしまいました。次にバスに乗って向かったのは千葉県立房総の村。必殺仕事人にいかにも出てきそうな古めかしい家々の中には、水戸黄門に出てきそうな茶屋もあり、そこでお茶ときんつばを談笑しながら食べました。 あれから約二か月経ち、やどかり祭が終わりました。帰りのバスで立てた出店の計画は成功し、用意した材料を少しも残すことなく商品を売り切ることができました。クラスで参加する初めての祭、忙しくも楽しいやどかり祭を終えて、私たちはまた一歩、筑波大生に近づいた気がします。(くさかべ・なおき 知識情報・図書館学類1年次)憧れの大学生活潘 秋実 まだ誰が誰だかもわからない状態でオリエンテーション、バスツアーを経て、4月は始まりました。子供時代をつくばで過ごした私は、その頃の記憶と今を照らし合わせながら驚きに満ちた毎日を過ごしています。当時中央図書館までの道を何も知らず幾度となく通いましたが、その中で大学の講義が行われていると今は知っています。当時バスを待つために入った春日エリアのキャンパスで、今は毎日授業を受けています。かつて行った博物館を大学の新しい友達とまわるのは格別の楽しさがありました。そういった経験は、記憶を塗り替えていくようでワクワクするものです。 大学ではクラスというものがないと聞いていましたが、ただ「みんなの必ず集まる教室」という場所がなくなって、皆ばらけてしまっただけです。やどかり祭の模擬店では、クラスの皆が交代で空いた時間に装飾やドリンクの試作に協力した結果、素晴らしいお店ができました。クラスのメンバーが集まれば、そこにクラスがあるのです。 今まで大学合格という目標を掲げて勉強してきたけれど、これからは自由に学ぶことができます。友達と図書館のセミナー室を借りて課題について議論を交わしながら、目指していた山頂に辿りついて新たな地平線を目にするような、新鮮な期待に胸を膨らませています。(はん・しゅうしゅ 知識情報・図書館学類1年次)クラスのみんなと(右から3番目が私)
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