KLiSTODAY Vol.25
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KLiS TODAY No. 25February 2015逸村先生に当時の様子をお聞きする打ち合わせ風景KLCの意義を見つめ直せたポスター制作伊川 真以 春日ラーニングコモンズ(KLC)は、今年度も図書館総合展で実施されているポスターセッションに出展しました。ポスターのテーマは「ゼロからつくる!新しい学びの空間」としました。KLCの活動を多くの外部の図書館関係者などに周知させ、学生主体で実施しているラーニングコモンズの運営のノウハウをシェアしたいという思いからポスターを作成しました。ポスターの作成は学類の2、3年生が中心となり、6月から開始しました。当初はポスター制作のテーマやコンセプトの決定、KLCの歴史を探るために教員にインタビューなどを行いました。インタビューはKLCの運営が始まったときの様子をよく知っている逸村先生にお願いしました。開始当時は空き教室を利用して活動を実施していたことや、2010年にKLCのスペースを改装したときの状況などさまざまな様子を伺いました。他にも網羅的にKLCに関する情報を収集し、当時の運営上の方向性や問題、課題を明らかにし、ポスターを少しずつ形にしていきました。KLCの今までの成果や良さを分かりやすく人々に伝えられるように、ポスターのデザインにも力をいれました。今回のポスター制作を通してKLCの歴史や活動を改めて辿ることにより、KLCの意義や価値を再確認することができました。一方でこれからの新しい学びの空間をさらに発展させるべきであるとも感じることができました。学生が一丸となってゼロから新しい学習空間をつくることの大変さや先輩方の意欲的な活動実績を垣間見て、とてもいい刺激になりました。KLCは今後も試行錯誤を繰り返しながら新しい学びの空間を提供し、ラーニングコモンズの可能性を広げて生きたいと考えています。(いかわ・まい 知識情報・図書館学類3年次)
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