KLiSTODAY Vol.24
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知識情報演習Ⅰ優秀作品賞 7月29日・30日に平松淳さんと菅原知倫さんに「知識情報演習Ⅰ優秀作品賞」が贈られました。この演習は図書館情報学の基本を学びながら検索システムであるOPACを作るものです。受賞者のお二人に作品について語ってもらいました。OPACを作成して平松 淳   OPACを作成するにあたり私が重視したことは、与えられた要件をすべて満たすことと、簡潔で分かりやすいシステムを作ることでした。検索画面には必要最低限の検索窓だけを用意し、簡易検索と詳細検索は別タブに分割し、利用者の方に用途に応じて利用してもらえるようにしました。また、利用者が蓄積していく履歴を活用したいと考え、ランキング機能を作成しました。 今回の演習で学んだことは、利用者の検索履歴などを活用したサービスを実装することはとても難しいということです。利用者の情報はどのレベルまで蓄積、利用してもよいのかということを考えるよい機会となりました。実習を通して、ひとつのシステムを作り上げたという手応えと、自分の技術がまだまだ未熟であることを強く実感しました。それらの反省を活かし、今後も様々なシステムを見て、作って、技術力を高めると同時にプログラミングを楽しんでいきたいです。(ひらまつ・まこと 知識情報・図書館学類2年次)OPACシステムを作り終えて菅原 知倫   要件を満たすにはどうすればいいか、プログラムの仕組みを考えることはとても楽しかったです。必須要件を満たした後は、さまざまな大学のOPACを参考にし、少しでも実際のOPACに近づけることに制作時間を使い、以下のような機能を作りました。 ・簡易検索と詳細検索の切り替え ・ユーザーが検索条件を柔軟に設定できるように、AND検索、OR検索に 加えNOT検索を実装 ・検索結果の並び替え ・詳細情報の一括表示 詳細情報のうち、著者とシリーズはリンクにCSSやJavaScriptを使い、デザインなどにも苦労しました。この機能づくりやデザインに時間を使い切ったために過去の受賞者のようなこれといった機能を作れなかったことが心残りでしたが、細かい点に目をつぶり、機能の面に限れば実際のOPACにかなり近づけたと思います。(すがわら・かずのり 知識情報・図書館学類2年次)

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