KLiSTODAY Vol.23
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3月初旬に図書館見学のためアメリカのサンフランシスコを訪れました。スタンフォード大学図書館をはじめとし、同大学東アジア図書館、カリフォルニア大学バークレー校の大学図書館、北米最大規模のコレクションがある同大学東アジア図書館、サンフランシスコ公共図書館、サンフランシスコ公共図書館の27分館のひとつであるウェスタンアディションブランチ、サンノゼ州立大学の大学図書館とサンノゼ州立公共図書館としての2つの役割があるDr.マーティン・ルーサー・キング,Jr.図書館を見学しました。 公共図書館ではホームレスが多く見受けられましたがセキュリティにも配慮されていたり、子どものためのスペースは特に安全に配慮されていました、大学図書館も公共図書館も、役職や資格の有無によってライブラリアン、ライブラリテクニシャンなどそれぞれの技能に特化したスタッフによって運営されており、どのスタッフも自分の仕事に誇りをもって図書館に関わっているようでした。そして、利用者が安心して使えるような配慮があり、多種多様な人のニーズに合わせていたり、催し物も頻繁に開催され、多くの利用者に親しまれているような印象をもちました。 アメリカの図書館で働く日本人の方とお会いすることが多くありました。他国の文化や思想に触れることが好きな私のなかで、日本から出て海外で働くということを進路のひとつとして考えるきっかけになりました。カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館館長でありCEAL(Council on East Asian Libraries)会長の周氏の図書館員のあり方についてのお考えを聞く機会も設けていただきました。周氏のお話にもあったように図書館員の地位向上、能動的な図書館の活動にも興味をもちました。いま、この学類で図書館について学んでいる意義についても考え直す機会にもなりました。このような貴重な体験をさせていただき感謝するとともにこれからに活かしたいと思います。(あおき・ひろ 知識情報・図書館学類3年次)市庁舎内にあるハーヴィー・ミルク像アルカトラズ刑務所内の図書室跡米国図書館見学を終えて青木 啓
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