KLiSTODAY Vol.23
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新1年生を迎えて新1年生たちの声 久しぶりに1年生の担任になって、新入生と同じように以前にはなかった新しい体験を次々としているところです。これまでを振り返って見ると、やはりオリエンテーションやバスツアーなどは新鮮で刺激的な体験でした。2クラスの皆さんと共有した一連の体験のなかで感じたのは、今の学生たちは何と饒舌なのであろうか、という感嘆です。これはけっして悪い意味ではなく、皆の自己紹介を聞きながら一種の逞しさを感じることができましたし、無事大学生としての生活を送っていってくれるであろうという安堵感をもたらしてくれました。 ただ、こうした学生の饒舌さは。必ずしも2クラスだけと言う訳ではなく、LINEやTwitterなどの普及とともに顕在化してきているようにも思えます。それは、見えない不特定多数をも対象とするコミュニケーションの日常化の帰結であるのかもしれません。一方、大学におけるコミュニケーションの神髄は、その対極にある一対一のコミュニケーションにあります。古くはギリシア時代のソクラテスが行った問答法などがそれです。同じ学類の道をめざす人との対話の積み重ねこそが饒舌さに奥行きをもたらしてくれるのではないかと思います。そうした一人に担任も含めてもらえたらとも思いますが、まずは学期末試験という最初のハードルを乗り越え、その後に迎える長い長い夏休みのなかで、1年生の皆さんにはぜひ実践していって欲しいものです。 ちなみに、今年の1年の担任団は大変良い関係にあり、こうした対話を通してさまざまな新しい示唆を得ていることに、一担任として大いに感謝をしています。(ひらくえ・ゆうじ 知識情報・図書館学類 教授) 入学式から3日後の4月10日。少しの不安を抱きながら始まった見学研修。まだ誰が同じクラスなのかも分からず、会話をしたことがない人も多くいる集合場所から、茨城県自然博物館と千葉県立房総のむらに向かいました。結論から言うと、最初の不安が嘘のように充実した時間でした。バスの中で自己紹介とやどかり祭の模擬店の話し合いをし、女子で集まって昼食を食べ、展示されていたサバンナの動物のリアルさに驚き、房総地方の昔の建物のなかを歩いてちょっとしたタイムスリップをし、竹馬で遊び、皆で並んでラムネの一気飲みをし、たくさん写真を撮り、これから4年間一緒に過ごす皆との親睦を深めることができました。 あれから2ヶ月。研修で深めた仲はさらに深まり、バスのなかで計画を立て始めたやどかり祭も無事成功し、順調に大学生活を楽しんでいます。(おの・ますみ 知識情報・図書館学類1年次)平久江 祐司小野 真実見学研修に参加して

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