KLiS TODAY Vol.21
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KLiS TODAY No. 21November 20137作品のトップページ知識情報演習Ⅰ優秀作品賞 7月30日・31日に功刀雅士さんと長尾悠真さんに「知識情報演習I優秀作品賞」が贈られました。この演習は図書館情報学の基本を学びながら検索システムであるOPACを作るものです。受賞者のお二人に作品について語ってもらいました。功刀 雅士 OPAC作成を終えて私がOPACの作成に際して意識したのが“使いやすさ”と“ユーザの目を惹くユニークさ”です。まず次に挙げるのが、使いやすさを意識した点です。・トップページは、検索窓とロゴのみ。・詳細検索は別タブ。検索項目の欄に無駄に説明文を書かないようにした。・検索結果画面では、表示件数を選べるようにする。・検索結果の項目の並べ替えを行えるようにする。・検索結果からさらに検索ワードを入力し絞込みを行えるようにする。またさまざまなOPACを観察し他にはないユニークな機能を考えました。それは“検索ワードを入力している最中に、その時点の検索結果が画面下に流れてくる”ものです。どれだけの検索結果が得られるか、目的に合うものがあるかなどを検索前にある程度判断できます。 今回優秀賞をいただくことができたのは上記のような工夫が大きかったと思います。これからも、使う人の立場から見た、利用しやすいシステムの制作活動を行いたいです。(くぬぎ・まさし 知識情報・図書館学類 2年次)長尾 悠真 OPACの制作を通じて 今回のOPAC製作では実用に堪えるようなOPACをめざし、自分で使用するだけでなく、友人にも実際に使用してもらうなどしてユーザビリティの向上に努めました。その結果、検索ボタンとクリアボタンを押し間違えないように検索ボタンを大きくしたり、検索する際にひらがなとカタカナで検索結果が同じになる(カタカナではヒットするのに、ひらがなではヒットしないというようなことがない)ようにしたり、細かな部分に気を配ったつくりになっています。また、NDL-OPACのマイリスト機能を見て、一時的に気になる資料をリストアップするための機能があると便利だと感じたため、実装しました。 与えられた課題をこなし、最後に完成したOPACを見たとき、ひとつのプログラムを完成させた達成感を感じ、またプログラミングの楽しさを垣間見ることができた気がします。(ながお・ゆうま 知識情報・図書館学類2年次)

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