KLiS TODAY Vol.21
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KLiS TODAY No. 21November 20136本学類の学びの姿を見てもらう−知識情報演習と附属図書館の見学−鈴木 美織  夏の学類説明会が7月の授業期間中に開催されると決まったとき、何かその特徴を活かせるものはないかと考えました。そこで、知識情報演習の見学企画を実施しました。講堂での模擬講義は例年実施していますが、説明会の受付が終わり講堂での説明が始まるまでの時間に、大学生が実際に受けている授業を参加者の皆さんが見学できるように実施したのが、この企画です。生の授業は、模擬講義と印象もまた異なったのではないでしょうか。 見学対象とした「知識情報演習Ⅱ」は2年生の必修科目で、説明会の時期はその前半、レファレンスブックについて説明する内容となっています。レファレンスブックとは、図書館業務のうちのひとつ、レファレンスで用いる参考図書などです。他にも水曜の午前中に開講される授業はいくつかありましたが、高校生の皆さんに「図書館らしい」と感じられそうな講義として、この科目を選びました。 さらに、講義担当の原淳之先生から、レファレンスとはあまり関係はないのですが、図書館情報学図書館(春日エリアにある附属図書館)が所蔵するマイクロ資料の見学や体験もできたら面白いのではないかというご意見をいただき、図書館にマイクロ資料の説明を依頼しました。マイクロ資料は、マイクロフィッシュに新聞記事などを撮影したもので、専用の機械で読み取ったり印刷したりすることができます。 当日は、午前9時から10時のあいだ、説明会の参加者の皆さんが講義のある実習室と図書館に自由に出入りできるようにしました。実習室では授業の参観をしていただき、図書館内では図書館員の方の説明を受けながら、マイクロ資料の体験や知識情報演習で説明されるレファレンスブックの見学をしていただきました。図書館で展示するレファレンスブックは、普段あまり目にしないような資料がたくさんあるのだということを感じていただけたらと思い、説明会の日に授業で紹介されるものを中心に、主要なものをリスト化して図書館員の方に集めていただきました。 参加者の皆さんにも好評だったようです。来年度も実施するかどうかは未定ですが、今回の企画で本学類での学びに少しでも興味をもっていただけたら、と思います。(すずき・みさと 知識情報・図書館学類3年次)説明を受け「ああ、そうなんだ!」

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