KLiS TODAY Vol.21
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KLiS TODAY No. 21November 20134高校生に伝えたかったこと〜スチューデント・トーク〜梅宮 朝雪  今年度の7月と8月に行われた説明会において、私は実行委員としてスチューデント・トークを企画し、学生がそれぞれの個性を活かした発表を行いました。 2度の説明会を通して、私もそれぞれ「課外活動@つくば」「わたしのなつやすみ~図書館が見たい~」という発表を行いました。二つ目の発表(「わたしのなつやすみ~図書館が見たい~」)は、図書館の話であるためか、より興味をもって聞いてもらえたように思いました。 8月上旬、佐賀県の武雄市図書館に向かいました。ここは指定管理者としてTSUTAYAを運営するCCCが入って、図書館・歴史資料館・書店・カフェ・レンタルショップの複合施設としてリニューアルオープンしたところです。書籍の販売や内装など事前に多くの批判を目にしていたため、実際に自分の目で確かめたいという思いがありました。事前に聞いていた評判が「背の高い本棚に圧迫感を感じる」「売っている本と貸している本との区別がしづらい」等、批判的なものに偏りがちだったためか、私自身は、それほどでもないように思いました。改めて中立的な目で物事を見ることの難しさを感じました。 翌日は東京へ移動し代官山蔦谷書店に行きました。武雄市図書館の内装は蔦谷書店に似ていると聞いていたからです。店内は武雄市図書館のベースとなったことが感じられる様子でしたが、書店であるだけにより自由度の高い本の見せ方や売り方を楽しむことができました。 今回の私の図書館・書店訪問はこれで終わりですが、閉館している日に訪問してしまった「ひと・まち・情報創造館 武蔵野プレイス」や、日程の都合から訪問を断念した千葉大学・同志社大学・国立国会図書館・国際子ども図書館についても紹介を行いました。 けっして笑いを誘うような発表ではなかったですが、皆さんに興味をもって聴いていただけたようで、発表後に直接声をかけてくれた人もいました。大学の長期休暇は自由度が高いですし、この学類には似た分野に興味をもっている仲間や先輩が多くいて、いろんな話を聞くことができます。また、大学図書館には勉強しきれないほどの資料が揃っています。やりたい勉強があればあるほど、夏休みは楽しいものになるはずです。説明会に来てくださった皆さんにもそれが伝われば幸いです。(うめみや・あさゆき 知識情報・図書館学類1年次)

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