KLiSTODAYvol19 電子書籍版
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6KLiS TODAY No. 19February 2013 本誌では知識情報演習Ⅰの授賞式を、毎年記事にしています。プログラミングの基礎知識を学びながらOPAC1)を作るこの科目は、文理融合の本学類の教育を特徴づける科目であるからです。本年度も例年同様、9月上旬に学類長から受賞者に賞状と記念品が手渡されました。授賞式の様子を伝えるとともに、受賞者の受賞の弁を紹介します。●岩井 直也さん(機能を重視したOPACと今後の課題) 私のOPAC制作では、提示されたすべての課題をひとつひとつていねいにやりきることに専念し、高い評価を受けることができました。たとえば、検索で使われる特殊記号(%など)がタイトルなどに含まれている場合、あるいは表示したいデータがデータベースに含まれていない場合などで、細かな不具合が起きないような、機能面での対策をしておきました。その結果として、今回の賞をいただくことができたのだと思います。 しかし、私のOPACには課題もあります。たとえば、決定的に使いやすさが足りていません。作るときには機能をきっちり働かせるというところに全力を費やしていたため、結果が見づらいのです。すでにOPACの基盤はできているため、それを見やすく・使いやすく表示するという技術を今後は身につけていきたいと思います。 (いわい・なおや 知識情報・図書館学類2年次)●古澤 智裕さん(ユーザー・インターフェースを重視したOPACのデザイン) 今回最も重視したのはユーザー・インターフェースです。昨今OPACはますます一般の人(それはまったくパソコンに詳しくない人かもしれない)が利用する状況になりつつあります。もしそのような人が使うとしたらどのようなものがよいかということを念頭に置き、課題に取り組みました。具体的にはCSS2)により、ページ構成をすっきりまとめるといったことなどをしました。ちなみに、私はプログラミングがそこまで得意な方ではありません(プログラミングの授業の評価はB)。工作は割と好きなので、今回のプログラミングを「少しルールの細かい工作」と捉えることによって楽しく取り組むことができました。(ふるさわ・ともひろ 知識情報・図書館学類2年次)1)OPAC:Online Public Access Catalog,図書館のオンライン蔵書目録2)CSS:Cascading Style Sheets,Webページのレイアウトを定義する規格知識情報演習Ⅰ優秀作品賞授賞式長谷川学類長と岩井さん学類長から記念品を受け取る古澤さん受賞者の言葉
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