KLiSTODAYvol18 電子書籍版
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8KLiS TODAY No. 18November 2012インターンシップを終えて大野 勝也私は夏休みに10日間、福島県立図書館にてインターンシップを行なってきました。期間中は、選書や貸出・返本作業、資料の受入・装備作業等の一般的な図書館業務と、福島県の県立図書館独特の業務の双方を行いました。この福島県独特の業務というのは、県内の市町村の図書館未設置率が高いため必要とされる移動図書館での作業や、東日本大震災後の仮設住宅・仮設学校への支援用図書の整理作業等を指します。最初はとても緊張しましたが、図書館情報専門学群や図書館情報メディア研究科の卒業生の方が多く在籍していらっしゃったお蔭もあり、とても楽しく行うことができました。今回のインターンシップを通して私は、次のことを感じました。例えば、書誌レコード作成の際にNDCや情報探索の知識、英語の読解能力を用いる等、これまでの講義で得た知識を相互に関連づけて活用しながら図書館業務を行うことで、複数の知識をひとつの経験とすることができたことに大きな喜びを感じました。同時に、図書館業務を行うにあたりまだまだ勉強不足である部分が明確になったことで、今後の学習における課題について見つめ直せたこともよかったと思います。また、資料や利用者に対するときの心構えや意識といった、なかなか大学の講義では掴むことのできない事柄について、肌で感じられたことも大きな学びとなりました。そして、図書館業務を行うなかあるいは職員の方々のお話を伺うなかで、卒業研究のテーマであるとか、卒業後の進路について等、今後における指針を立てられたことが、今回のインターンシップで得られた最大の収穫だったと思います。10日間という短い期間ながら、学習のひとつのまとめとして、さらに今後の学習の起点とし、インターンシップは私にとって大変価値のあるものとなりました。(おおの・かつや 知識情報・図書館学類3年次)~平成24年度の知識情報・図書館学類のインターンシップ~○国立国会図書館、公共図書館や企業の図書館でのインターンシップ・参加者 54名・機関 40か所 ※インターンシップ候補機関の情報 <http://www.slis.tsukuba.ac.jp/school/gakumu/24internship.pdf>○国際インターンシップ・参加者 13名・機関 4か所(中国:上海図書館 5名、韓国:釜山大学 6名、カナダ:ブリティッシュ・ コロンビア大学アジア図書館 1名、カナダ:トロント日本文化センター 1名)
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