筑波大学2016年スクールガイド
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15 私は大学入学にあたり、「在学中に、自分の価値観や考え方を広げたり、色々な経験をしたい」と考えていました。筑波大学 知識情報・図書館学類にはその環境が整っていると思います。 学類では、本や図書館のことばかり勉強すると思われるかもしれません。もちろん、中心になるのは図書館学や情報学ですが、外国語や哲学、数学と幅広い学問に触れることができます。加えて、筑波大学は他学類の講義が取りやすいため、私は外部講師のグローバル社会についての特別講義や体育専門学群などの科目を受けていました。学類内の講義だけでなく、興味がある講義を積極的に受けたことで、色々な角度から物事を考える力がつけられたとともに、広い視野を獲得することが出来ました。また、3年生の春休みの1か月間を活用し、留学生センターのプログラムでトロント大学に語学留学しました。平日は大学の英語学習プログラムに通い、休日は多くの観光地に出かけ、日本ではなかなか経験できないような出来事にたくさん触れることができました。 進路選択をするにあたり、テレビ業界への就職活動だけでなく、情報の教員免許取得を並行して行っていました。3週間の教育実習で身につけた「相手に正しく伝わるように話す」、「話の全体像が分かるように話す」といったことは企業の面接でも生かすことができました。就職活動と教育実習が重なり、スケジュール調整が難しい時期もありましたが、「一般企業と教員」という2つの選択肢を持っていたことで、多少気持ちに余裕を持って就職活動を行えました。結果として、希望していたテレビ業界へ就職することができました。 常に「挑戦してみたいこと・興味があることは何だろう?」ということを自分に問いかけ、思い切って行動することが大切だと思います。本当に、自分自身のために時間が取れるのは、大学生が最後になるかもしれません。サークル活動やアルバイト、ボランティアなど、何においても大学生のときの経験は、今後の自分を支える糧になると思います。 後悔ないキャンパスライフを筑波大学 知識情報・図書館学類で満喫してください!都築 祐美子 TSUZUKI Yumiko(企業) 2012年4月より毎週金曜日に相談業務を行っています。相談内容は就活に限らず、「将来を意識した学生生活についてどう過ごしたいか」なども相談にのれます。学類生から大学院生の方まで学年を問わず、多くの方に利用していただいています。 個別相談のほかには『進路情報カフェ』など、学生さんが少人数で気軽に情報提供できる場も作ってきました。進路に不安はつきものですが、同じ状況の人と話すことでほっとできる場になっているようです。加えて、『お仕事研究カフェ』と称して大学図書館員や国大法人事務職の方を招いて懇談し、実際の仕事を具体的にイメージするための試みを行っています。また、『進路説明会』では「企業」「公務員」「大学院進学」などに決定した4年生から活動の流れや自分の体験を学生目線で語っていただいています。参加した学生さんからは「体験を聞くことで、自分がこれからすべきことが明確になった」などの感想が寄せられました。 私自身、就職課の就活アドバイザーも兼務していますので、就職課主催のイベントなどの情報提供もしています。 就職課主催のイベントでは、企業の人事担当者やOB・OGが来学し身近に質疑応答ができる『学内企業説明会』(2015年3月には728社参加予定)や、面接対策などのための『就活フォローアップ講座』など実践に役立つものが数多くあります。イベントや個別相談を通じて他学類の人やさまざまな社会人と接することは進路への意識を高めるよいきっかけになると思います。 皆さん、春日エリアのキャリア相談室にもぜひ来てください。春日エリアのキャリア相談室よりキャリアアドバイザー 神村 孝子

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