筑波大学 情報学群知識情報・図書館学類
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15先輩の声3年次編入のためのQ&A根岸 舞NEGISHI Mai(短大出身)情報経営・図書館主専攻カン ヌサラット ジャハンKhan Nushrat Jahan(専門学校出身)知識情報システム主専攻年度によって異なりますが、高等専門学校と短期大学出身者が多いようです。高専での学科は、情報工学科、電子情報工学科のみならず、電子制御工学科、電子工学科、電気工学科、機械工学科、環境都市工学科まで多彩です。2013年度の場合、高専7名、短大3名、大学2名、専門学校2名です(定員10名)。Q. 編入学した人の出身は?A.ほとんどの人は最寄りの春日宿舎に入れますが、時として追越宿舎(徒歩約15分)が割り当てられることもあります。Q. 学生宿舎には入れますか?A.多くの人がサークルに入っています。Q. サークルは入れますか?A.入学直後の2日間連続のオリエンテーションなど、編入生同士が出会う機会が多く、毎年仲良くやっているようです。また、1・2年次生と同じ科目を履修するため、学年を越えた知り合いも沢山できます。Q. 知り合いは多くできますか?A.可能です。ただし、短期間に多くの科目を取らなければならない編入生にとっては、現実にはかなり厳しいと思われます。Q. 他学類・他学群の授業は取れますか?A.大変です。ただし、理系か文系かで決まるのではなく、個人のやる気に依存します。数学もプログラミングも専門家を育てるためではなく、どのような分野でも必要な数学的な考え方、論理的思考力を養うための科目となっています。Q. 文系学生はプログラミングや数学が大変?A. 「編入してよかった。」これが入学して一年経った今思うことです。学びたいことを思いっきり学べる環境、刺激し合える仲間、そしてアドバイスをくれる先輩方と先生方。こんなにたくさんのサポートに恵まれた知識情報・図書館学類での生活を紹介したいと思います。 知識情報・図書館学類には、精神的な面でも単位的な面でも心強い味方がたくさんいます。同期の編入生は、高専でプログラミングを学んできた人もいれば、図書館の現場で働いていた人、留学生や英語学科卒の人など、それぞれ得意分野を持っています。私は幼児教育科からの編入のため、特にプログラミングに苦戦していますが、困っていると誰かが助けてくれます。 私は埼玉から1時間半かけて大学に通っています。サークル活動等で帰りが遅くなることがありますが、そんなときは友人が泊めてくれるため、自宅通学でもサークル活動を思いっきり楽しんでいます。サークルに入るのはおすすめです。私は友人にマネージャーを頼まれたことがきっかけで、フットサルチームで週2~3回活動しながら県リーグ等に出場しています。他学類の友だちが爆発的に増えますし、面白い授業を教えてもらうことができます。何より、いろいろな人たちとの出会いが財産になります。 編入を決意したら、今ある環境のなかで精一杯学びましょう。その経験と知識が、編入後に活きてくるはずです。それは社会に出たときにもあなたの強みになるはずです。 編入して学ぶことは、知識情報・図書館学の枠を大きく超えてあなたの人間性をより豊かなものにするでしょう。でもそれは、あなたが編入を選択しなければ始まりません。このメッセージにあなたが出会ったのも何かの縁です。知識情報・図書館学類で、一緒に脳と心にたくさん汗をかいて、青春を謳歌しましょう! 2012年に知識情報・図書館学類に編入した学生の中で、私は唯一の留学生でした。この学類にはさまざまな分野から学生たちが編入してくるため、いろいろな人と出会えるのが魅力的でした。でも、東京の生活に慣れた私が友人たちと離れてつくばで新しく生活を始めるのはとても不安でした。電子工学から情報系の学類に編入し、勉強についていけるのか、周りのみんなが仲良くしてくれるのかと、ドキドキして入学式の日を迎えました。 この大学に入学してそろそろ一年経ちますが、知識情報・図書館学類には予想以上に早く馴染むことができました。その理由は、この学類の先生方と仲間が本当に親切で、どんなときも丁寧に教えてくれるからです。編入生はいろいろな分野から入学するため、自分の得意なところ、苦手なところがそれぞれにあります。だからみんなで助け合いながら勉強できるので大学生活がとても楽しいです。 でも、編入後の生活はけっして楽ではありません。編入時には単位認定がありますが、編入生は3年生の授業だけではなく、1年生と2年生の必修科目なども履修しなければなりません。そのため、一般の学生よりも忙しくなります。忙しいとき、辛いときには、自分がこれまで学んできたことに今新しい知識を積み重ねており、より多くのことを学び、二つの学校生活を体験することができていると積極的に考えるようにしています。大学院進学を考えていますが、進学についても、就職についても、大学からの適切なサポートがあるため、心配はありません。 勉強の他にも知識情報・図書館学類には楽しいことがいっぱいあります。私はさまざまな人と交流するのが好きで、大学の留学生センターに紹介されて茨城県の小学校などの交流会によく参加しています。こうした機会を通して自分の視野が広がり、知り合いも増えています。 みなさんも緑豊かなこのキャンパスで、充実した学生生活を送ってみませんか?
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