照山 絢子

卒業研究指導方針(綿抜豊昭)

 

2023年度 卒業研究指導方針

氏 名:照山 絢子
所 属:知識科学主専攻
研究室:情報メディアユニオン3階共同研究スタジオ4(303-1)

指導可能な研究領域

 調査の方法として、

・フィールドワーク:特定の場やコミュニティに何度も出向いて、時間をかけて参与観察やインタビューを実施し、そこに所属する人々について知ろうとする。
・インタビュー:特定の人々をさまざまなところからリクルートし、オンライン・オフライン問わず、聞き取り調査を行うことで、その人々について知ろうとする。

のいずれかの方法をとり、そのデータを質的に分析する研究を指導します。
具体的にどういった人々やコミュニティを対象にするのかということについては、特に問いません。

これまでの卒業研究のテーマ

2015年度

図書館と市民・医療・行政の連携についての研究 ―長崎市立図書館の事例をもとに―
視覚障害者と大学図書館の取組み 大学図書館のニーズとサービスに着目して
商店街を振興する人びとに関する人類学的研究
図書館海援隊のビジネス支援を中心とした図書館の課題解決サービスの可能性
ディスレクシア当事者は図書館に何をもとめているか ―フィールドワークを通じた考察―

2016年度

多摩ニュータウンの少子化 ―同級生へのインタビュー調査から―
きょうだいの進路選択と人生 ―ライフストーリーに着目して―
地域との関係性から考察する児童センターの社会的役割
適応指導教室職員によるジレンマの捉え方について 

2017年度

性的マイノリティが形成する家族観
保育園・幼稚園における諸問題 -職員の語りから
ベトナム人として日本で働くということ―日本社会を生きるベトナム人のライフストーリーを中心に
若年性乳がん患者と身近な人々のコミュニケーションの変化
服の持つメッセージ性とその役割―コム・デ・ギャルソンを着るということ
英語競技ディベートをどのように語るか―ESSをフィールドとして観る 

2018年度

くも膜下出血を患った当事者及びその周辺人物のライフストーリーから見る「病」と「死生観」に対する見解の変化
日本における複数愛者の在り方と認識 ー複数愛者の視点から―
子ども劇場の活動と課題:つくば子ども劇場に着目して
共感覚者の意識と社会での在り方
部活動の文化と部員のモチベーション 

2019年度

アダルトチルドレンの恋愛観・結婚観について
レズビアン風俗という場について
プロ野球「広島東洋カープ」のファンコミュニティに関する研究
宗教観と『終活』の関連性について
外国人留学生及び研究者とその帯同家族に対する支援の在り方とボランティア参加者の活動動機ー虹の会を対象としたフィールドワークを中心にー

2020年度

大学生の聴覚障害者におけるスポーツ活動に対する動機と展望
大学生のゲームとの付き合い方に関する研究ーライフストーリー研究に照らし合わせてー
新型コロナウイルス感染拡大についての医学生の見解に関する研究
「ボランティア」に着目したプロスポーツチームとサポーターの関係性に関する研究
ハンドボールにおける活動的地域の「地域性」ー競技者のライフストーリーをもとにー 

2021年度

日本国内におけるHSP(Highly Sensitive Person)への社会的関心の集まりについて
ゲームプレイ動画を通じた新たなゲーム消費のあり方について
アセクシャル・アロマンティックの恋愛観、結婚観
日本国内における外国人学校での教育および生徒の生活に関する研究
コロナ禍でオープンした八百屋とその地域との関係性に関する研究 

2022年度

コロナ禍における酒類市場の課題と展望についての研究〜日本酒の流通に着目して〜
父子家庭の抱える問題と支援団体の取り組みについて
筑波大学の課外活動団体における留学生と日本人学生とのかかわりについて
生きづらい人のためのシェアハウスに関する研究
日本国内におけるブラック部活の実態に関する研究

研究指導の概要

原則として週に一度、2限続きのゼミを行います。ゼミの活動は、文献の輪読と研究の進捗報告が二大柱になります。文献は質的調査の方法に関するものと、文化人類学者や社会学者が書いたさまざまなジャンルのエスノグラフィーを扱います。担当者がレジュメを切って発表し、全員でディスカッションをするという形式です。比較的読書量の多い研究室です。春ごろまでには調査を行うフィールドを決定し、春学期から夏にかけて調査をおこないます。以降は研究の進捗報告や関連文献の購読が主になります。調査は一人でおこないますが、ゼミでそれぞれの調査について発表し、皆でディスカッションを重ねながら分析を進めることを大切にしています。

長期休暇中は原則としてゼミはおこないませんが、文献購読の課題を課します。また、希望があれば春に合宿をおこない、グループでフィールドワーク実習をします。(※合宿の実施は新型コロナウイルスの状況によって判断します)

研究をすすめる上で望ましい条件

フットワークが軽いこと

「人」「社会」「文化」に対する関心・好奇心があること

初対面の人と話すことや人の話を聞くことが得意・好きであること

世の中のさまざまなことに問題意識を持っていること

予想外のことや思い通りにいかないことに対応できる柔軟性があること

受け入れの必須条件

訪問期間中に面談をおこなっていることを必須条件とします。

選考方法

個別面談(30分程度)に基づいて選考します。
面談は事前予約が必要です。teruyama@slis.tsukuba.ac.jp へ希望日時を第三希望まで書いてご連絡ください。(原則としてzoomを使ってオンラインで実施予定ですが、対面の希望がある場合はこの限りではありませんので相談してください。)なお、面談は原則として一人一回とします。
面談の際に研究テーマ案をおたずねしますので、ご準備ください。
内定を出す時期は、例年早めです。志望の学生は早めに面談予約をしてもらえたらと思います。

内定を出す段階においては、(1)HOPEで希望登録がされていて、(2)面談に来た学生を、選考の対象とします。面談済みであってもHOPEで登録がない場合、面談後に他の研究室に志望が移ったものと判断して選考から除きますので、ご注意ください。

その他 

選考期間中に、研究室に所属する4年生によるオープンラボを開催します。
日時が決まり次第、HOPEなどで告知します。

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