芳鐘 冬樹

卒業研究指導方針(芳鐘冬樹)

2023年度 卒業研究指導方針

氏 名:芳鐘 冬樹
所 属:知識科学主専攻
研究室:7D414号室

指導可能な研究領域

(1) 計量情報学の理論と実証
(2) 文献の統計解析手法による研究動向分析

研究指導の概要

(1) 計量情報学の理論と実証
 情報の生産と利用,その他類似の社会現象から得られる計量的データを,確率モデル等の統計学的手法により分析,解釈する。
 研究方法としては,
   i) 文献調査によるデータ収集と実態把握
   ii) 統計的手法の理解
   iii) データ標本を用いてのモデルの検証
等を通して指導を行う。

[研究テーマ例]
 キーワード,出典雑誌,著者,引用文献等のデータ項目の出現度数分布を計量する。特にデータ蓄積により分布の形がどのように変化するか観測する。そして,観測により得られた分布を確率モデル分布と比較する。

(2) 文献の統計解析手法による研究動向分析
 文献データベースに含まれる書誌データ等を統計的に解析することにより,ある領域の研究に携わっている研究者や研究機関,中心となっているテーマ,主に発表される媒体等の傾向,動向を分析する。
 研究方法としては,
   i)文献データの統計解析手法の理解
   ii)情報検索・文献調査による標本データの収集と組織化
   iii)組織化したデータの解析による傾向把握と解釈
等を通して指導を行う。

[研究テーマ例]
 ある研究領域に関する文献集合をデータベースから抽出する。これに対して,主要な著者やその所属機関,よく使用されるキーワード,引用-被引用の形で示される文献間の関係,共著者のネットワーク等を分析することにより,その領域の研究の傾向とその変化について分析する。

(3) その他
 上記の他,情報調査,情報分析の範囲内のテーマであれば相談に応ずる。

研究をすすめる上で望ましい条件

数学,統計学に拒否反応を持たないことが望ましい(これまでの知識・経験は問わない)。

受け入れの必須条件

面談を受けること(下記「その他」参照)。面談にあたっては,志望理由,質問事項,および600字程度の研究計画をまとめたものを事前にメールで送ること。
そして,面談によって指導可能であるとの承認を得ること。

選考方法

面談により,希望するテーマが指導可能であるか否かを考えて決める。

その他

面談希望者は,メールで申込むこと。fuyuki@slis.tsukuba.ac.jpまで。
面談はオンラインで行う。

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