小野 永貴

2018年度 卒業研究指導方針(綿抜豊昭)

2022年度 卒業研究指導方針

氏 名:小野 永貴 (おの はるき)
所 属:情報資源経営主専攻
研究室:7D114

指導可能な研究領域

本研究室のキーワードは「学校図書館」「学習情報資源」「情報教育」です。
学校図書館や情報教育の研究には様々な切り口がありますが、本研究室では以下のような視点を重視します。

1) 高校や中学校の生徒らは、学習時にどのような情報資源を利用するのか。
2) 生徒らはどのようなプロセスで探究学習を行い、学校図書館はどのように寄与できるか。
3) 生徒らの文献入手や情報利用を支援するためには、どのようなシステムを構築・提供すべきか。
4) アナログ・デジタルに跨って情報を活用できる生徒を育成する情報教育を行うには、どのような基盤環境が必要か。

小野は現在、具体的に以下の研究プロジェクトに携わっており、これらに関連するテーマも歓迎します。
・高校生の高度学習に大学図書館の利用は有効か?:図書館の高大連携の役割
・360度映像によるバーチャル書架回遊の学習効果検証:コロナ時代の図書館利用能力形成

研究手法としては、量的調査・質的調査の双方を対象とし、達成したい研究目的に応じて適切な手法を選択します。場合によっては、データ収集や分析作業を効率化するために、簡単なプログラムを開発することもあり得ます。

研究指導・ゼミの概要

・テーマの決め方:
配属決定後、複数回のゼミを通して学生と教員で議論を繰り返し、テーマを決定します。
初期のゼミでは、関連する研究分野全体の基本文献を購読しつつ、様々な調査手法について広く学習を行って頂く予定です。これらのプロセスを経て、複数のテーマ案から自身の関心と適性を見極め、一つのテーマに絞り込みます。

・ゼミの頻度や指導の方法:
毎週ゼミを行い、進捗報告を求めます。また、自身が報告するだけでなく、他の学生の報告に対して質問や助言をするなど、積極的に議論へ参画する姿勢を持つことが望まれます。
全員で相互に研究を高めあう場がゼミです。1週間の間に少しでも研究が進んでいなければ、限られた時間で有益なゼミを行うことはできません。必ず各自で研究を進める努力をし、進捗報告を文章として記し、レジュメ資料をゼミに持参することが必要です。

研究をすすめる上で望ましい条件

・「学校図書館」「学習情報資源」「情報教育」といった領域について、『研究したい』(何かを明らかにしたい/何かを改善・解決したい)と思う熱意があることが大切です。
・多数の文献を収集し、素早く読み込む習慣が望まれます。この分野は電子化されていない資料も多いため、多数のアナログ資料を手作業で処理する根気が必要な場合もあります。
・教職課程や司書教諭科目を履修しているなど、教育に関する基礎知識を有していれば、円滑にスタートしやすいと予測されます。(必須ではありません。)
・研究スキルとして、調査法や統計、プログラミングに関する科目を履修済み(もしくは履修予定)であれば、理想的です。

受け入れの条件

面談をすること。(今年度はオンライン/対面のどちらでも可能。)
面談の予約は、次のメールアドレスに、下記の内容を書いて送信すること。
milkya@slis.tsukuba.ac.jp
件名: 研究室配属面談予約(学籍番号・氏名)
本文: (1)面談可能な日程候補(複数) (2)対面/オンラインの希望
※面談日の候補:10/18(月)~11/4(木)の平日
※面談予約メール受付期間:10/1(金)~10/27(水)

面談日の前日までに、志望動機もしくは関心をもった研究領域や研究テーマ案を記した文書を、電子メールの添付ファイルとして提出して下さい。必ずしも論文体の文章である必要はなく、漠然とした箇条書きや図解であっても構いません。この文書をもとに、面談時に口頭で説明していただきます。

選考方法

定員を超過した場合、提出文書および面談に基づき以下の観点で選考します。
・本研究室が今年度中心的に携わっている研究プロジェクトとの関連性
・関心をもった研究テーマとご自身のスキルの適合性
・研究領域に対する前提知識の状況やディスカッションの親和性
(※状況により、早めに内定を出す可能性があります。)

その他

・2022年度は、鈴木佳苗研究室との合同ゼミも開催予定です。
・本研究室は今年度新設であるため、本大学における過去の先輩方の実績はありません。新たな研究室の立ち上げに、前向きに関わって下さる皆様を歓迎します。

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