辻 泰明
2021年度 卒業研究指導方針
指導可能な研究領域
映像コンテンツは、現代社会ではさまざまな領域において欠かせない存在となっていることから、
映像メディアに関する研究であれば幅広く対応できると考えられます。
主な研究領域は、大きく分けて、次の二つです。
(1)映像コンテンツに関する研究
映画、テレビ番組、インターネット動画などについて、
社会や地域との関わり、歴史と現状、コンテンツの内容分析
など。
(2)映像事業に関する研究
動画配信や映像アーカイブの構造と課題、
映像による広報や地域振興、
映像コンテンツを活用した新サービスのあり方
など。
★これまでに学類生が取り組んだ卒業研究のテーマには以下のようなものがあります。
[テレビドラマに描かれた図書館像の研究]
[アニメーション映画『ドラえもん』に描かれたこどもたちの人間関係]
[ハリウッド映画に描かれた日本像の研究]
[ディズニー映画における女性キャラクターの作動性]
[ディズニー映画のミュージカルナンバーにみるプリンセス像の変遷]
[日本のテレビドラマにおけるジェンダー観]
[テレビドラマに描かれた「教師像」]
[自治体によるウェブPR動画の研究]
[企業ブランドムービーの特徴と効果]
[日本のテレビCMにおける女性像の現状]
[食品に関するテレビCMの現状]
[日韓のドラマリメイク作品に現れた価値観の違い]
[日本ニュース映画の研究]
[地域映像アーカイブのインターネット配信についての研究]
[地域におけるフィルムコミッション事業の研究]
[コンテンツツーリズムにおける物語性と地域の活性化]
研究指導・ゼミの概要
配属決定後、映像メディアに関するさまざまな研究方法や研究分野、最新の研究事例などについて
輪読や議論をするゼミを開催します。
この過程で、論文執筆の基礎について改めて解説します。
続いて、各自、研究テーマに関する先行研究論文の収集、要約、問題点の剔出などをおこない、
それぞれの研究テーマについて、
充分なデータあるいは一次資料にアクセスすることが可能か、
限られた時間内に調査と分析ができるか、
などの観点から議論を重ね、3年次の3月までにテーマと研究方法を絞りこんでいきます。
4年次の4月からは各自のテーマに本格的に取り組んでいきます。
ゼミは、週1回程度、各自の成果報告を元に議論を行い、個別指導と集団指導を併用して進めます。
研究をすすめる上で望ましい条件
映像メディアについて関心があること。ただし、特に映像について詳しい必要はありません。
受け入れの条件
・上記の指導可能な研究領域に応じた研究テーマがあること。
・配属決定後、メールでの定期的な連絡・応答が可能であること。
・Zoomでのゼミに出席できること。(就職活動中や長期休暇中は、日程を調整します)。
選考方法
Zoomでの面談と研究計画書によって選考します。
(1)ゼミを希望する方は、Zoomでの面談をおこなってください。
面談を希望する方は、その旨を記して、下記メールアドレスへメールをお送りください。
その際、下記(2)の研究計画書も添付してください。
tsujiy@slis.tsukuba.ac.jp
※Zoomでの面談申し込みメールは、指導方針公開日以降、随時受け付けています。
折り返しメールにて、面談日時をご連絡します。日時決定後にZoomの招待URLをお送りします。
(2)Zoomでの面談を申し込む際に、
下記(a)から(e)までの5項目を記した研究計画書をWordで作成して、メールに添付してください。
(a) 氏名
(b) 学籍番号
(c) メールアドレス
(d) 現在考えている研究内容
(e) その研究に関する先行研究