平成24年度 卒業研究指導方針

氏 名 阪口 哲男
所 属 知識  知識情報システム主専攻  図情 情報メディアシステム分野 
研究室 7D312
指導可能な研究領域
 何らかの問題を解決するなどの目的を設定し、そのためのシステムの設計とコンピュータを用いた実現を目指すものとします。調査や資料に基づいて論考するようなテーマは原則として対象としませんが、システム設計においては調査などが必要になる場合もあります。目的については、私自身の主要テーマとの関連や、各人の興味に基づいて設定する予定です。

 テーマについては以下のトピックを参考にして下さい。より詳しい説明や過去のテーマは下記の研究室Webページに随時掲載します。

*現在の主要テーマ
・インターネット応用システムにおける情報アクセスの支援
 メールによる安全な通信の支援(迷惑メール対策を含む)、Webに基づく情報の蓄積・共有システムなど、広い意味での利用者による安全で快適な情報伝達・共有の実現を目標としています。

*その他
・ディジタルアーカイブ関連技術(Webアーカイブを中心として)
・複数の情報システム間の協調のための技術
・Web2.0に関わる基盤技術開発
・インターネット応用システムにおける技術的問題の解決
・ディジタル図書館(電子図書館/仮想図書館)とその基盤技術
・広域分散型システム、ネットワーク利用技術
・並行処理、分散処理、協調処理のための開発環境
・プログラム開発環境、プログラミング言語の設計と実現
研究指導の概要
 具体的なテーマは指導教員確定後に本人の希望を出発点として下記研究会や個別指導を通じて3年生の終りから4年生の始めにかけて決めます。

 指導に関しては、少なくとも以下のものを実施する予定です。

・発表練習会:  中間発表会と最終発表会に加え、着手発表会(予定)など主専攻単位での発表会
 毎にその発表練習会を適宜実施します。

・研究会(週1回2コマ程度以上):  研究室所属学生全員出席で、研究状況報告や討論を行います。
 なお、実施時間は人数に依存します。(3年生の3学期は研究会ではなく勉強会の予定です。)

・個別指導(随時):  問題点とその解決法の検討、研究会・発表会の準備、論文執筆等の指導を個
 別に行います。

 卒業研究は論文にまとめるだけでなく、その過程として様々な発表や報告をすることも重要であり、それらも単位に含まれるものとして取り扱います。
研究をすすめる上で望ましい条件
 どんなテーマであっても私の研究室ではシステム実現のために必ずプログラミングすることになります。使用するプログラミング言語は授業で扱ったRuby以外になることもあります。つまり、プログラミングやアルゴリズム、データベースに関連する授業や、阪口担当の授業をできるだけ多く履修していることが望ましいと言えるでしょう。開発環境は共同研究室に設置している機器類を使用してもらうので、作業などは原則大学に来て進めてもらうことになります。

 また、4年生ではできる限り卒業研究に集中して欲しいので、2011年度末において卒業に必要な単位のうち未履修のものが少ないことが望ましいことはいうまでもないと思います。
受け入れの必須条件 
 私の研究室での卒業研究の進め方やテーマの決め方、分野などについて十分理解してもらうために、10月24日から11月10日までの期間に必ず阪口と面談してもらうことを必須条件とします。なお面談の際は、事前に必ず下記の研究室Webページの「2012年度卒業研究について(3年生向け)」の項を全て読んでおき、どのようなテーマ・方向性の卒業研究をしたいかを考えておいて下さい。なお、テーマ自体は漠然としたものでも構いません。

 定員を越えた場合の選考のために卒業までに必要な単位数の情報を11月11日までに必ず提出して下さい。電子メールで提出するか、紙で研究棟(7D棟)3階のエレベータ脇にある阪口のメールボックス(22番)に提出して下さい。未提出の場合は辞退とみなします。一覧には氏名、学籍番号と科目分類(専門科目、専門基礎科目、外国語、体育など)毎に必要な単位数と、そのうち3年生の2〜3学期で履修予定の単位数、それから3年次編入生は入学時の認定単位数を、それ以外の学生は2年次までに修得した単位数も明確にわかるように列挙して下さい。なお、11月11日の14時頃(登録確定した時点)で、定員を越えていないことが明白な場合は、提出は不要です。
選考方法
 定員を越えた場合は以下の優先順位で受け入れる学生を決めます。

(1) 卒業のために履修が必要な単位数が少ない者(3年次編入生については認定単位数を他の学生  の2年次までに修得した単位数と比較し、配慮します)

(2) (1)の条件が同じと見なされる者が複数人おり、その全員を受け入れると定員を越え、また受け入  れないと定員を下回る場合には、その中での受け入れ優先順位をクジによって決めます。その場合、抽選会をその対象者立ち会いのもとで11月14日(月)の18時20分から行います。抽選会の必要があ る場合は対象者に11月13日(日)までに個別にメールで連絡します。なお、抽選会に欠席した学生分 はクジを阪口が代わりに引きます。

 以上の条件をまず第1志望の学生に適用し、もし定員に達しない場合は第2志望の学生の優先順位も同様に決めます。
その他
 研究室WebページのURLは、

http://www.sakalab.org/

です。ここに掲載する「2012年度卒業研究について(3年生向け)」は必ず読んで下さい。予定なども随時掲載します。また、知識情報システム主専攻のWebページは、

http://klis.tsukuba.ac.jp/system/

です。主専攻としてのお知らせが掲載されるかもしれないので、こちらもチェックするようにして下さい。

 なお、面談の際は事前に日時をメールで予約することを推奨します。予約そのものは10月24日よりも前でも構いません。メールの宛先は「saka」のあとにアットマークと「slis.tsukuba.ac.jp」を続けたものです。なお、メールでの予約をせずに面談した場合は、学籍番号と氏名、メールアドレスを面談時に確認します。