平成24年度 卒業研究指導方針

氏 名 石井 夏生利
所 属 知識 知識情報・図書館主専攻   図情  情報メディア社会分野
研究室 7D509号室
指導可能な研究領域
情報に関する法的諸問題

 ネットワークが社会のインフラとして不可欠となった現在において日々生起する法的問題を研究領域として扱います。また、図書館における資料や情報の取扱いは、表現の自由、著作権、プライバシー権・個人情報保護法などと深い関わりを持つことから、このゼミでは、図書館と情報をめぐる法的問題を含め指導を行います。
 具体的な研究テーマとしては、「監視カメラと肖像権」、「パブリシティ権の法的保護」、「インターネット上の権利侵害とプロバイダの責任」、「図書館と個人情報保護法」、「DPI(Deep Packet Inspection)とプライバシー」、「コンピュータウイルスと情報セキュリティ」などがありますが、これらに限られるものではありません。情報と法に関するテーマであれば幅広く対象とします。

最近の卒業研究のテーマ
・インターネット上の表現行為と名誉毀損に関する判断基準
・言語著作物に関する著作物性の判断基準
・個人情報保護法と過剰反応
・図書館における収集方針による資料選別と表現の自由についての考察:部落問題をめぐって
・防犯カメラと肖像権

研究指導の概要
 学期中は週1回のゼミを行います。
 ゼミでは、各自が関心を抱いたテーマについて、法制度調査・分析、法律解釈、立法論、事例・判例研究などを行ったものを報告してもらいます。なるべく早く執筆に取りかかることを勧めています。
研究をすすめる上で望ましい条件
 情報法を習得するためには、憲法、民法、刑法、訴訟法等の基礎知識に加えて、2000年頃以降に多く成立した情報関連法制の最新動向を積極的に調査し、新たな問題を発見する姿勢が必要です。また、条文、判例、論文等を地道に読み進める力も求められます。
受け入れの必須条件 
 (1) 訪問期間中に面談を実施します。 事前に下記事項を記載したメールを送って下さい。
・自己紹介(簡単で結構です)
・希望日時(複数挙げて下さい)
・希望テーマと概要(200字〜400字程度)
・関連文献
(2) 関心テーマが指導可能領域に含まれることの承認を得ることが条件です。
選考方法
 面談の内容に基づき決定します。
その他
 特にありません。