平成23年度 卒業研究指導方針 |
氏 名 | 森継 修一 | |||
所 属 | 知識 | 知識情報システム主専攻 | 図情 | 情報メディアシステム分野 |
研究室 | 7D214 | |||
指導可能な研究領域 |
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自然科学の一分野としての情報科学の目的は,自然法則の解明にある。 自然法則の多くは数学の言葉で記述されるため情報科学と数学は不可分であり,数学的基盤に裏付けされない「情報」はもはや科学ではない。 具体的な研究の題材としては,以下2通りを想定している。 (A) 数学的知識を実装し利用者に提供するシステムとしての数式処理(Computer Algebra)におけ るアルゴリズムとその応用 (B)データ管理等に関わる基本アルゴリズムの効率化とその応用 近年,個人的には,(A)に関連して,「代数的手法による幾何定理の自動証明」「代数方程式の解の折紙による表現」「和算で扱われた連立代数方程式のコンピュータによる解析」などに興味を持っている。 |
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研究指導の概要 | ||||
実際の研究の進め方としては,各自が興味をもって採り上げたアルゴリズムについてインプリメント を行ない,そこに用いられている手法や理論的根拠に対する理解を深めることを最初の目標とする。 次に,そのプログラムを実際に動かして実験的評価を行ない,可能であれば,アルゴリズムの効率 化を考察する。 具体的なテーマは,関連する授業の中で,幅広く探してもらいたい。 卒業研究は,知識情報・図書館学類のカリキュラムの中の頂点に位置づけられるものであるから, これまでの履修科目の積み上げが重要である。したがって,理論的な裏付けのある問題であれば,難易度については各自の履修科目状況に対応するもので構わない。 興味のある分野を示してもらえれば問題探しに協力するが,こちらから一方的に学生に問題を与えて解かせることは想定していない。 |
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研究をすすめる上で望ましい条件 | ||||
上記の研究分野からテーマを選択するには,以下に挙げるような関連する授業科目を積極的に履修しておくことを勧める。 (A)「情報数学II(情報メディア創成学類)」「計算モデル論(情報科学類)」 「計算機数学I(数学類)」 (B)「データ構造とアルゴリズム」(情報学群各学類) プログラミングに関しては,言語やテクニックに通じているというよりは,基本アルゴリズムを正確に理解して実装できることが重要である。 |
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受け入れの必須条件 | ||||
(1) 10/25(月)〜11/9(火)の間に面談を行い,想定されるテーマが指導可能な範囲に属しているか どうかについて合意すること。(この時点で具体的問題まで絞り込む必要はない。) (2) 基礎的な共通知識として,「情報数学」「基礎数学A」「基礎数学B」の単位を取得すること。 図書館情報専門学群生については「基礎数学I」「基礎数学II」の2科目を必須とする。 (3年次編入生に関しては,編入学前の既修科目も含めて,総合的に判断する。) |
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選考方法 | ||||
履修科目の状況とテーマとの関連,および成績による。 | ||||
その他 | ||||
在室時には基本的に応対可能ですが,心配ならばe-mailでアポイントメントを取ってください。 後刻,履修済科目の一覧の提出を求めることがあります。 |