GE8 1301

情報法

Information Law

学期曜時限

1学期 木曜日 1・2時限

教室

7A201

3・4年

2単位

担当教員

新保 史生

オフィスアワーと研究室

火12:15~15:00 407

授業概要

ネットワーク社会において新たに発生するようになった法的諸問題を総合的に学びます。
プライバシー侵害、名誉毀損、肖像権侵害といった個人の権利利益の侵害、ネットワークにおける知的財産権の侵害をめぐる問題、架空請求やフィッシング詐欺、不正アクセスなどのサイバー犯罪、アダルトサイト、自殺サイトや裏稼業サイトなどの違法・有害コンテンツの問題など、ネットワーク社会における法的諸問題の現状と対応を明らかにするとともに、個人情報保護や情報セキュリティ確保のための具体的方策について講義します。

学習・教育目標

情報化社会において直面しなければならない法的諸問題に対応する際のバランス感覚を身につけることが目標です。
ネットワーク社会の発展に伴う産業構造や社会生活への変化は、情報通信環境の発達による社会のあらゆる側面における利便性の向上という「表の側面」だけでなく、様々な弊害や法的諸問題の出現といった「負の側面」からも検討する必要があることを認識することによって、ネットワーク社会の進行に伴って生じるようになった法的諸問題への対応だけでなく、自己責任を原則とするネットワーク利用のあり方について認識することを目指します。

授業計画

1. ネットワーク社会における法的諸問題の類型
2. IT関連の法整備の状況
3. 違法情報・権利侵害情報・有害情報の実状と法的対応の現状
4. 権利侵害情報への対応/知的財産権の侵害・名誉毀損・プライバシー侵害等
5. 違法情報への対応/サイバー犯罪の実状と対策
6. ネットワーク社会の安全性確保のための法制度
7. 電子商取引の推進と規制のための法制度
8. ネットワーク社会における個人情報の保護
9. 情報セキュリティと法
10. 講義期間中に新たに制定されたIT関連の新法解説

成績評価の方法

定期試験により評価する

教材・教科書・参考書等

講義において指示する

履修要件
前提知識,他科目との関連等

ネットワーク社会における諸問題を法的な側面から講義を行うため、「情報社会と法制度」を受講していることが望ましい。

備考
講義のホームページ等

講義に関する情報は、www.shimpo.org (www.hogen.org) に掲載する
平成21年度開講予定