GE8 1001

教育文化政策

Policy on Culture and Education

学期曜時限

1学期 金曜日 1・2時限

教室

7A102

3・4年

2単位

担当教員

溝上 智恵子

オフィスアワーと研究室

金3限 504

授業概要

この授業では、民族という視点から、ナショナル・アイデンティティや文化的アイデンティティの形成について学ぶ。教育の目的の1つに、これらアイデンティティの育成があることを踏まえ、アメリカとカナダを事例に学校、図書館や博物館等に焦点をあて、北米地域の歴史と文化の概要を学ぶ。北米地域の各時代を特徴づける思想との関連から、教育政策や文化政策の変遷について学ぶ。なお、比較の観点から日本の教育文化についてもあわせて考える。

学習・教育目標

  1. 北米地域の文化史について、基礎的な知識を身につける。
  2. 教育の目的を広く理解する。
  3. 博物館や図書館などの教育文化施設の社会的役割を理解する。

授業計画

1 イントロダクション
2 ナショナリズム
3 北米の文化と思想:歴史
4 北米の文化と思想:多文化主義
5 北米の文化と思想:人種差別と教育
6 アメリカの人種問題と図書館
7 グループ発表
8 万国博覧会と民族
9 先住民政策とミュージアム
10 戦争とミュージアム:カナダ
11 史跡と記念碑
12 まとめ

成績評価の方法

授業における発表、レポート課題や試験による総合的評価を行うが、レポートが40%、試験が60%の配分である。レポートはきちんとした文献調査を求める。

教材・教科書・参考書等

資料は授業中に配布するが、参考書は溝上智恵子『ミュージアムの政治学』東海大学出版会,2003。

履修要件
前提知識,他科目との関連等

 

授業外の学習内容・方法

授業で配布した資料の検討を復習として行うとともに、グループ発表に伴う資料の作成やレポートの作成はすべて授業時間外に行う。作業量はグループにより異なる。

備考
講義のホームページ等

平成21年度開講予定