GE6 1101

図書館建築論

Library Building

学期曜時限

1学期 月曜 3・4限

教室

未定

3・4年

2単位

担当教員

植松 貞夫

オフィスアワーと研究室

月10:30~13:00 研究棟3F秘書室

授業概要

建築はある目的に使われるために建設される。図書館建築は図書館の活動、サービスが展開される場として建設される。従って建設の事前に、どのような活動・サービスが展開されるべきであるか、それに対応した建築はどのような内容や姿・形であることが相応しいかの両面について計画する必要がある。本講義では、建築の立場から活動・サービスを捉え、図書館建築の構成要素をどのように捉え、組み立てていくかという建築計画の実際を通じて、図書館建築が図書館のサービスや利用者の行動に与える影響とそれら行動を踏まえた計画論の基本を学ぶ。

学習・教育目標

  1. 図書館建築を担当する立場になった時に、自館のあるべき姿について構想できる。
  2. 自分の勤務する図書館の建築が活動・サービスに即した充分な性能を発揮しているか、不十分な点がないかについて認識できる。
  3. 図書館利用者として、利用している図書館の建築を評価できる。

授業計画

  1. 図書館建築とは:図書館の活動・サービスと建築
  2. 図書館サービスの考え方と図書館建築の変遷について
  3. 図書館の地域計画
  4. 図書館建築計画の骨格、構成要素とは
  5. 主要スペースの計画の考え方
  6. 家具や室内環境の計画の考え方
  7. 事例に学ぶ図書館建築計画

成績評価の方法

試験
評価のポイントは細かな知識の修得ではなく、本講義を通じた図書館建築計画の基本的な考え方についての理解度や、自分なりの考え方を獲得したかに主眼を置く。

教材・教科書・参考書等

必要な資料は適宜配付する。
参考書:『建築から図書館をみる』(勉誠出版、1999年、植松貞夫)
『建築設計資料集成(教育・図書)』(丸善、2003年、日本建築学会編)

履修要件
前提知識,他科目との関連等

 

授業外の学習内容・方法

公共図書館や大学図書館を定常的に利用し、図書館利用者としての空間感覚や他の利用者の利用行動について、実感として捉えたり注意しているようにして欲しい。

備考
講義のホームページ等

平成21年度開講予定