GE6 0901

システム思考とモデリング

Systems Thinking and Modeling

学期曜時限

2学期 水曜日 3・4時限

教室

7A104

3・4年

2単位

担当教員

石井 啓豊

オフィスアワーと研究室

水2限 315

授業概要

「システム思考」は、複数の要素による相互作用を通じてその全体(システム)に特有の性質が創発するという見方によって対象をひとつのシステムとしてとらえ,環境との相互作用の中でのシステムの行動や適応を考察する思考法である。自然科学・工学分野から人文社会科学分野にいたる幅広い学問領域や、現実世界の問題発見や解決の領域においても用いられている。
授業では、現実のモデル化についての概説と入門的なモデル作成演習を通じて、モデルの意味を把握する。ついで、システム概念とシステム思考、システムモデルについて概説し、人間活動等を対象として,システム思考を用いて理解し,対象に働きかける方法とモデル化について概説する。さらに余裕があれば簡単な演習を通して理解を深める。

学習・教育目標

この授業の目的は,社会や人間を対象とした様々な分野でのシステム思考による探求の方法についての理解を深めることである。この授業によって、システム概念、制御等のシステム思考と、モデルについての基礎知識を得ることができ、また、現実世界を認識するための方法として、システム思考を用いるための基礎を養うことができる。

授業計画

1.現実とモデル
2.概念モデル
3.モデル作成演習1
4.モデル作成演習2
5.システム概念1
6.システム概念2
7.システム思考とシステムモデル
8.様々なシステムアプローチ1
9.様々なシステムアプローチ2
10.システム思考演習

成績評価の方法

試験とレポート(配点は実際に行った演習の分量によって定める)によって総合的に判定する。

教材・教科書・参考書等

教材としてプリントを配付する。また、授業の中で参考書等を紹介する。

履修要件
前提知識,他科目との関連等

 

授業外の学習内容・方法

授業後の復習として、毎回の授業内容をA4用紙数枚程度にまとめて整理する。試験は小論文形式で授業内容を記述する方式とするので、復習をきちんと積み重ねておくこと。演習は途中と最後に行う予定である(演習にはレポートを課す)。

備考
講義のホームページ等

平成21年度開講予定