GE3 1043

知的探求の世界Ⅰ-4

Thematic Studies I-4

学期曜時限

1~3学期・集中 初回に日程調整
4/15(火)6限に研究棟215集合

教室

未定

2年

1.5単位

担当教員

藤井 敦

オフィスアワーと研究室

水10:30~11:45 215

授業概要

テーマ 自然言語処理: 実践しながら身に付ける研究能力

本講義の目的は2つあります。1つは,「自然言語処理」に関する基礎知識を身に付けることです。自然言語処理は,「計算機が自然言語(人間の日常言語)を自在に操作できる」ことを志向した研究領域です。そこで,自然言語のモデルを組立てながら,自然言語の本質を解明する研究が行われています。本講義では,輪読や演習を通して自然言語のモデルについて学びます。これは,機械翻訳,情報検索,ロボットとの対話,音声認識などの研究においても役立つ知識です。
もう1つは,自然言語処理の勉強を通して,「研究リテラシー」を身に付けることです。研究リテラシーとは,調査研究を行うために必要とされる知識や技能であり,皆さんが卒業研究で必ずつまずく要因です。本講義では,特に「学術文献の読み方」,「論述文の書き方」,「発表と質疑応答の技術」に焦点を当てます。これらは,専門分野を問わずに重要であり,一般社会でも必要とされる能力です。

学習・教育目標

  1. 自然言語処理の基礎について理解する。
  2. 文献の読み方,論述文の書き方,プレゼンテーション能力を身につける。

授業計画

  1. 毎回担当者を決めて,文献を講読し,その内容を紹介してもらいます。
  2. 担当する回数や分量は,受講者数や相談によって決める予定です。

 

成績評価の方法

担当の講読をこなしたかどうか判断して成績を評価します。

教材・教科書・参考書等

必要な資料や参考書等は講義時間に提示します。

履修要件
前提知識,他科目との関連等

  1. 定員8名ほどを予定しています。
  2. 人数が少ないと担当回数の調整が難しくなるので,友人と共に受講するとよいでしょう。
  3. もちろんひとりで受講することも結構です。

授業外の学習内容・方法

  1. 担当が回ってきたら,文献の講読とプレゼンテーションの準備を授業前に行う。
  2. 講義時間内の内容を次回までに復習する。

備考
講義のホームページ等

  1. プレゼンテーション能力を身につけたい人や高めたい人は奮って受講して下さい。
  2. 3学期に開講される「自然言語解析基礎(GE2 1301)」にも役立つ内容です。