教職ガイド

 

1. 教員をめざすにあたって

 知識情報・図書館学類では社会(中学),公民(高校),数学(中学),数学(高校),情報(高校)の免許を取得できます.
 教員として就職するためには中学・高校両方の免許を取得するよう心がけてください.情報は高校の免許しかないので,社会(中学)あるいは数学(中学・高校)と組み合わせることを検討すると良いでしょう.

2. 単位等の要件

 免許を得るためには,学士の学位(=大学を卒業すること),「教職に関する科目」31単位(高校免許は26単位),「教科に関する科目」20単位,「教科又は教職に関する科目」8単位(16単位),「その他の科目」10単位が必要です.また,中学免許取得には「介護等体験の意義」(1単位)を受講した上で,合計7日間の「介護等の体験」に参加しなければなりません.単位の確認のため,本学類では教科ごとにチェックシートを作成して配布しています.各教科の免許に共通で必要な科目群については,学類時間割に推奨履修パターンを示しています.「教職に関する科目」は学類ごとに受講クラスが指定されますが,本学類は原則としてどのクラスでも受講できます.ただし,特定クラスに集中することがないよう,時間割で指定したクラスを受講してください.

3. 教科ごとに履修が必要な科目

3.1 数学(中学・高校)

 数学の免許を取得するために必要な「教科に関する科目」20単位と教科教育法6単位は右表のような計画で修得することができます.
 情報メディア創成学類開設の「情報数学III」(3学期,水1・2限)と「CG基礎」(3学期,金4・5限)は3年次に履修します.

3.2 社会(中学)・公民(高校)

 教科に関する科目」のうち,社会・公民の両方で使用できる2年次の選択科目はできるだけ多く履修します.また,社会科の教科教育法を3年次に受講するために,同じ時間帯に開講される「欧米の歴史と文化」(3学期,水1・2限)は2年次に必ず修得しておきます.そのため,クラスに関係なく「知識情報演習」は火曜クラスを履修してください.また,3学期の「特別活動」は木3限または金2限のクラスを履修します.
 「史学概論I」(2学期,木4限)は必修なので,2年次または3年次に履修します.同じく必修の「東洋の歴史と文化」(3学期,金2・3限),「人文地理学」(通年,火1限),「地誌学」(通年,火2限)は3年次に履修します.
(司書科目である「学術メディア論」「コレクションとアクセス」を3年次に履修できなくなります)

3.3 情報(高校) 

 情報の「教科に関する科目」は,全学開設の「情報と職業」(2学期,集中)を除いて,本学類の開設科目だけで履修できます.2年次までの科目を全てと,3年次には必修科目7単位を修得してください.
 通常は「教科または教職に関する科目」が不足するので,「教科に関する科目」を2~6単位余分に修得しなければなりません.