KLiS TODAY 31
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No.31 2017年1月11日(水)に、知識情報・図書館学類の2016年度卒業研究最終発表会が、知識科学主専攻(1会場)、知識情報システム主専攻(1会場)、情報資源経営主専攻(2会場)の主専攻ごとに実施されました。本号では、各主専攻から1名ずつ発表の内容を簡単に紹介してもらいました(p.2~p.3)。 卒業研究の発表会は、着手発表会(6月)、中間発表会(10月)、そして今回の最終発表会を含めて3回行われます。毎回,必ず発表しなければなりません。着手発表会と中間発表会は、研究の進捗状況を整理して発表し、教員や他の学生からの質問を受ける場です。進捗状況を整理することよって、それまで漠然と進めてきた研究の目的や意義を再認識することができ、大きく前進します。また、質問を受けることによって、研究の方向が適切かどうか、不足していることは何かを確認することができます。中には厳しい意見もあり緊張もしますが、着手発表会や中間発表会での厳しい意見は、むしろ今後の進展にとって有意義なことです。一方、最終発表会は完成した卒業研究の審査の場です。「卒業研究として十分な作業量があるか」、「目的に対して、研究の位置づけや課題の設定に問題がないか」など5つの判断基準に基づいて、教員が判定をします[*]。不十分と判定された場合は、審査委員会が立ち上げられ、別途審査を受けることになります。 卒業研究発表会はいずれも公開で行われますので、3年生以下でも聴くことができます。また、質問もできます。4年生も含めて、学生からの積極的な質問を期待しています。発表することの意義を書きましたが、質問することもたいへん有意義です。参加して聴いているだけでも多くの刺激を受けますし、発表がわかりやすいか、説明が論理的か、質問は的確か、などを考えることで、自分の発表にとっても勉強になります。最初は聴くだけのつもりでよいから、積極的に参加してください。そして、できれば質問をしてください。とてもよい機会を利用しないのはもったいないですよ。

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