筑波大学2018年スクールガイド
17/20

15先輩の声3年次編入のためのQ&A長屋 健NAGAYA Takeru(高専出身)知識情報システム主専攻香川 詩保里KAGAWA Shiori (短大出身)情報資源経営主専攻年度によって異なりますが、高等専門学校と短期大学出身者が多いようです。高専での学科は、情報工学科、電子情報工学科のみならず、電子制御工学科、電子工学科、電気工学科、機械工学科、環境都市工学科まで多彩です。2017年度の場合、高専3名、短大4名、大学7名、専門学校1名です(定員10名)。Q. 編入学した人の出身は?A.ほとんどの人は最寄りの春日宿舎に入れますが、時として追越宿舎(徒歩約15分)が割り当てられることもあります。Q. 学生宿舎には入れますか?A.多くの人がサークルに入っています。Q. サークルは入れますか?A.入学直後の2日間連続のオリエンテーションなど、編入生同士が出会う機会が多く、毎年仲良くやっているようです。また、1・2年次生と同じ科目を履修するため、学年を越えた知り合いも沢山できます。Q. 知り合いは多くできますか?A.可能です。ただし、短期間に多くの科目を取らなければならない編入生にとっては、現実にはかなり厳しいと思われます。Q. 他学類・他学群の授業は取れますか?A.大変です。ただし、理系か文系かで決まるのではなく、個人のやる気に依存します。数学もプログラミングも専門家を育てるためではなく、どのような分野でも必要な数学的な考え方、論理的思考力を養うための科目となっています。Q. 文系学生はプログラミングや数学が大変?A. 私の知識情報・図書館学類の印象は「自由」です。知識情報・図書館学類では、文理融合型カリキュラムであるため、幅広い種類の授業を受講することができ、自分の興味に合わせて学ぶことができます。また、筑波大学は規模的にも大きく、講義数、食堂など公共物の数、サークルの数などなど、日常において自分の選択する可能性が大きく広がりました。企業関連のイベントや講義などもあるため、自分のなりたい職種に絞った就職活動も行えています。 共に学ぶ編入生達は数ある大学の中から、この知識情報・図書館学類を希望して編入してきているため個性的な人が多く、その人のこれまでの話や興味のあることなど、今までの生活では思いもしなかったようなことを聞けて、日々刺激を受けています。また、グループワークで発表を行ったり制作したりすることも多いので、内部生との繋がりも増え、そこから他学類の人たちと交流が生まれるなど、入学して時間が経つにつれてどんどん友人は増えていくことになるでしょう。 しかし、これらに付随してくるのは「能動的な気持ち」があるかどうかだと思っています。自由に取捨選択ができる分、現状に満足して消極的になってしまえば得るものはありません。面白いことがやりたい!色んな人と関わって楽しいことがしたい!という気持ちを持ち続けていれば、おのずと有益な情報を手に入れることができますし、情報量に関して筑波大学は最高の環境だと思います。 私はたまに「大学生活を満喫してるね」と言われることがありますが、筑波大学にはまだまだたくさんの可能性が眠っていると感じます。ぜひ、筑波大学で自分の可能性を目一杯広げに来てください。 知識情報・図書館学類に編入して、もうすぐ一年になりますが、毎日があっという間に過ぎ去った気がします。編入してからの自分の経験についてお話ししたいと思います。 私は短大出身で、短大一年の時に図書館に興味をもち、図書館情報学を学んで司書資格を取得したいと考え、編入学しました。 知識情報・図書館学類は、扱う学問領域の広さや編入生を広く受け入れる懐の広さが特徴的です。同期の3編生には、高専、短大、他の4年制大学の出身者がいて、今まで勉強してきた領域もさまざまです。得意分野の異なる個性豊かな仲間の存在は、頼もしくあり、よい刺激にもなります。 履修する授業の多さや、不得意分野の勉強など、編入して大変なこともあります。私の場合は、文系出身でプログラミング初心者だったため、最初は全く分からず辛かったです。しかし、プログラミングが得意な高専出身の同期に分からないことを教えてもらいながら、少しずつ学んでいます。苦手なことでも、諦めない姿勢を崩さなければ必ず乗り越えられますし、新しい知識が身につくと段々と面白く思えてきます。 大変なことばかりでなく、楽しいこともたくさんあります。編入生でも部活やサークル活動に所属したりアルバイトをしている人も多くいます。私自身、部活で趣味を楽しみ、時間を見つけてアルバイトをしています。部活を通じて他学類や他学年の知り合いが増え、アルバイトは大学とは違った学びや発見があり、充実した生活を送っています。 受験生のみなさん、ぜひ筑波大学へお越しください。きっとみなさんの得意を生かしつつ、すばらしい仲間と共に学びが得られると思います。

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る